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2019年5月16日
三菱総研DCS株式会社
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000194106&id=bodyimage1】
三菱総研DCS株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:円実 稔、以下:DCS)は、株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:小林 仁、以下:ベネッセ)様が運営する「進研ゼミ小学講座」の会員向け掲示板で、ふさわしくない投稿の有無を確認する業務(掲示板投稿監視業務)にAI技術を導入し、業務効率化を目指す実証実験を開始いたしました。この実証実験で用いるAI技術はDCSが自社開発し、掲示板への投稿内容が適切かどうかを自然言語処理にて判定するものです。
1.これまでの取り組みと背景
DCSでは、自然文(自由記述文)をAIによって自動的に分類する「文書分類技術」の大きな可能性に注目し、2016年から本格的に研究開発に取り組み、チャットボットや社内文書ファイル分別アプリの開発を通じて、文書分類の理論や実装~運用のノウハウなど多くの知見を蓄積してきました。
一方、ベネッセでは、会員間のコミュニケーションの活性化を目的に会員が自由に投稿できる掲示板を運営していますが、投稿文には青少年の健全な育成上、ふさわしくない内容が含まれている場合があり、投稿の目視での確認に多大な労力を要しています。
2.実証実験による運用性評価
そこで、DCSでは文書分類技術を適用し、ベネッセの確認作業の業務効率化を支援するため、ベネッセの目視判定結果付きの投稿データをもとに、投稿内容を判断するAIを開発しました。
社内評価実験(ラボ検証)により高水準の正解率が得られましたことから、今回は、実際の業務に適用し、実運用に足るものであるか検証します。ラボ検証と同等の精度が達成できれば、目視確認による投稿反映までのタイムラグを無くしリアルタイム掲載が可能となります。(ただし、判定不能の場合に限り、人による目視作業を適用)
・対象サイト: 小学生会員向けの掲示板サイト
・期間: 2019年4月16日(火) ~ 6月30日(日)予定
・内容: ラボ検証で生成した学習モデルを投稿監視業務へ導入し以下を確認 (1)AIによる判定精度はラボ検証と同等となるか (2)投稿反映までのタイムラグがなくなったことにより、会員間の励まし合い空間が誕生し学習への積極性に変化がみられるか
3.今後の取り組み
本実証実験にて実用可能と判断された際には、ベネッセの運営する掲示板へ当該AIの導入を検討していく予定です。さらに、掲示板上の書き込みだけにとどまらず、当該AIで活用する「文書分類技術」を社内文書の機密レベル分類、メール文面のコンプライアンスチェックなど様々な自由記述文に適用し、活用シーンを広げていきたいと考えています。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000194106&id=bodyimage2】
図 掲示板投稿監視業務の効率化イメージ
■三菱総研DCS株式会社について
銀行・クレジットカード等金融関連業務で豊富な実績を有する他、千葉情報センターを核としたアウトソーシングやBPO業務等でも強みを持っています。また、会社創業時からご提供している人事給与サービスPROSRVは受託数約2,000事業所とわが国トップクラスの実績を有します。2004年からは、三菱総研グループの一員として一体的サービスを展開し、シンクタンク~コンサルティング~ソリューション~BPOの一貫したバリューチェーンをご提供できる日本でも数少ない企業集団として、お客様の企業価値向上の実現に取り組んでいます。http://www.dcs.co.jp
記載の会社名および商品名、WebサイトのURLなどは、本リリース発表日現在のものです。
■問い合わせ先
三菱総研DCS株式会社 〒140-8506 東京都品川区東品川四丁目12番2号
・投稿内容判定AIに関して イノベーション企画部 TEL:03-3458-9739 dcs-post-analytics@dcs.co.jp
・当リリースに関して 総合企画部(広報) TEL:03-3458-8214 kouhou@dcs.co.jp
配信元企業:三菱総研DCS株式会社
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