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株式会社パテント・リザルトは2016年6月3日、独自に分類したパチンコ・パチスロ業界の企業を対象に、2015年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「パチンコ・パチスロ業界 他社牽制力ランキング2015」をまとめ、ランキングデータの販売を開始しました。
この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2015年に最も引用された企業は、SANKYOの1,521件、次いでユニバーサルエンターテインメントの959件、サミーの793件となりました。
1位SANKYOの最も引用された特許は、昨年から引き続き「リーチ発展への期待感を持続させることのできる遊技機」(特許第4376541号)で、後発の特許25件の審査過程で拒絶理由として引用されており、昨年の13件から大幅に件数を上げています。企業別には京楽産業の17件をはじめ、ソフィアの2件など計8社に影響を与えています。このほかには「キャラクターの演出に意外性を持たせることで大当たりを予告する遊技機」(特願2002-345811)などが引用件数の多い特許として挙げられます。
2015年に、SANKYOの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は京楽産業の398件で、三洋物産の254件、ソフィアの182件と続いています。
2位ユニバーサルエンターテインメントの最も引用された特許は、「複数の始動口に対して、パチンコ玉の勢いを調整しなくても偏りなく入賞できるようにする遊戯機」に関する特許(特願2004-219860)で、後発の特許13件の審査過程で拒絶理由として引用されており、企業別には、平和の8件のほか、サンセイアールアンドディの3件、SANKYO、大都技研の各1件となっています。
2015年に、ユニバーサルエンターテインメントの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はSANKYOの189件で、京楽産業の138件、三洋物産の97件と続いています。
3位サミーの引用された件数の多い特許には、「パチンコ機の遊戯と演出の制御」に関する特許(特許第5656182号)や「遊技者の携帯端末から登録した情報を元に、パチスロ機において遊技者に有利となる特典を与えるシステム」に関する特許(特許第5311683号)などが挙げられます。
2015年に、サミーの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はSANKYOの224件で、京楽産業の162件、三洋物産の102件と続いています。
詳細については、ランキングデータ「精密機器業界 他社牽制力ランキング」にてご覧いただけます。
■価格:50,000円(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2016/06/fcitpac.html
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