オーストラリア、メルボルン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --サンディエゴを拠点とする再生医療分野のリーダーであるSMSbiotechは、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を対象とした初のヒト第1相臨床試験の開始を発表しました。この画期的な一歩は、長年にわたる専心的な研究が臨床開発へと移行したことを示すものであり、この衰弱性の高い肺疾患に苦しむ数百万人に変革的な治療法を届けることを目指しています。






2025年7月11日、オーストラリアのメルボルンのVeritus Researchにおいて、SMSbiotechの新規治療候補の初回投与が最初の患者に行われました。「39歳から69歳の慢性閉塞性肺疾患患者を対象としたスモール・モバイル・ステム(SMS)細胞の研究」と題された第1相試験には、18名のCOPD患者を登録予定です。本試験は、SMSbiotechが発見し命名した独自の健常な成人血液由来細胞集団であるスモール・モバイル・ステム(SMS)細胞の安全性と予備的有効性を評価することを目的としています。


従来の治療とは異なり、SMS細胞は損傷した肺組織を再生するように設計されています。この即使用可能で非侵襲的な治療法は、ネブライザーを用いて肺に直接投与されます。前臨床試験では、わずか10日で肺機能が著しく回復することが確認されました。本試験の期間は15か月を予定しています。


「COPDを対象とした当社の第1相試験の開始は、SMSbiotechにとって、そして何よりもより良い治療選択肢を切望する数百万人の患者にとって、極めて重要な瞬間です」とSMSbiotechの社長、Abdulkader Rahmo博士は述べました。「また、最初の2名のセンチネル患者への投与が完了し、初期の安全性データを受領したことで、この試験を前進させることができるようになったこともご報告でき、大きな励みとなっています。これは本試験を継続する上で重要な検証ステップとなります。私たちは、スモール・モバイル・ステム細胞療法がCOPDの症状を管理するだけでなく、疾患の進行を根本的に変え、その壊滅的な影響を逆転させ得る可能性について、非常に楽観的に捉えています。これは呼吸器医療における新たな夜明けを示すものであり、患者がより楽に呼吸し、より充実した生活を送れる未来を約束するものと信じています。」


本試験は、米国食品医薬品局(FDA)に相当するオーストラリアの規制当局である医薬品・医療機器行政局(TGA)から承認を受けました。


SMSbiotechは、これまでに16件の特許を出願し、7件が承認されています。本試験で十分な安全性データが得られ次第、同社はコンパッショネートユース申請の検討を行う予定です。また、有望な前臨床データを踏まえ、整形外科およびその他の治療分野への応用についても研究を進めています。


本臨床試験の詳細については、https://anzctr.org.au/Trial/Registration/TrialReview.aspx?ACTRN=12624001140549pでオーストラリア・ニュージーランド臨床試験登録サイト(Australian New Zealand Clinical Trials Registry)をご覧ください。


試験参加に関するお問い合わせ先:

Veritus Research

電話:+61 03 8736 1750

Eメール:info@veritusresearch.com


SMSbiotechについて


SMSbiotechは、組織機能を回復させ、患者ケアを変革する画期的な治療法の開発に注力する再生医療企業です。同社は独自のスモール・モバイル・ステム(SMS)細胞技術を活用し、COPDやその他の衰弱性疾患に対する新たな治療法の開発に取り組んでいます。


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Contacts


Dr. Abdulkader Rahmo

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760-290-3406

情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 SMSbiotech、COPDを対象とした画期的な第1相ヒト臨床試験を開始