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ニュージャージー州イーストブランズウィック&インド、ベンガルール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --ウィプロ・リミテッド(NYSE:WIT、BSE:507685、NSE:WIPRO)は、AIを活用したテクノロジー・サービスおよびコンサルティングの大手企業であり、サムスン傘下のハーマンのDTS事業部を買収する契約を締結したことを発表しました。本取引により、ウィプロの次世代エンジニアリング研究開発(ER&D)サービスの提供に向けた取り組みが加速します。
本契約の一環として、南北アメリカ、欧州、アジアにおける主要な経営陣を含む5,600人以上のDTS従業員が、取引完了時にウィプロへ移籍します。本件買収は規制当局の承認を条件としており、2025年12月31日までに完了する見込みです。
「DTSをウィプロ・ファミリーに迎えることは、当社の変革の過程において重要な一歩となります」とウィプロ・リミテッドの最高経営責任者(CEO)兼マネージング・ディレクターであるスリニ・パリアは述べました。「彼らの専門的なエンジニアリングの知見と、ウィプロのコンサルティング主導かつAIを活用した能力を組み合わせることで、私たちが顧客に提供する価値は大きく高まります。急成長分野および戦略的市場におけるDTSの強固な存在感は、当社のグローバルな事業展開を補完し、信頼される変革パートナーとしての地位をさらに強化します。私たちは共にデジタル・イノベーションを加速し、市場投入までの期間を短縮し、競争優位性をさらに高めていきます。」
DTS事業部は、ドメイン主導の設計、コネクテッド製品、ソフトウェア・プラットフォームにわたる強みを備えた、デジタル・エンジニアリングおよびER&Dにおける強固な基盤をウィプロにもたらします。DTSは、高度なエンジニアリングとAIネイティブなプラットフォーム、ドメイン専門知識、独自のアクセラレーター、自律エージェント・フレームワークを意図的に統合することで差別化を図っており、人中心に設計されたテクノロジーによって大規模な変革を可能にします。DTSの個別化されたきめ細やかなサービスモデルと、ウィプロのグローバル規模かつ先進的なテクノロジー・エコシステム、豊富なリソースを組み合わせることで、顧客は専門企業の持つ俊敏性と精緻さ、そしてグローバルリーダーの持つ広範な展開力と機能性という、両社の強みを同時に得られるようになります。
「DTSの買収は、顧客にエンド・ツー・エンドのAIを活用したエンジニアリング・サービスを提供するというウィプロの目標において、重要な一歩となります」とウィプロ・リミテッドのマネージング・パートナー兼エンジニアリング担当グローバル・ヘッドであるスリクマール・ラオは述べました。「ウィプロとDTSが力を合わせることで、顧客は仮想世界と現実世界をシームレスに接続し、エンジニアリングのあらゆる領域にAIを組み込み、拡張可能なイノベーションを実現できるようになります。この取り組みにより、当社のソフトウェア定義型・プラットフォーム中心のアプローチが強化され、ハイテク、コンシューマー、産業、ヘルスケア、航空宇宙といった高成長分野において、より大規模かつ複雑な変革プログラムを提供できるようになります。」
ハーマンのCEOであるクリスチャン・ソボッカ氏は次のように述べています。「この契約によって、DTS事業部は新たな章を開くことになり、事業拡大のスピードを高め、主要産業のより多くの顧客にリーチし、成長可能性を十分に発揮できるようになります。高度なエンジニアリング力を有するウィプロの一員となることで、DTSはその影響力を拡大し、顧客に提供する価値を加速させるために必要な補完的能力とエコシステムを獲得します。」
ハーマンの最高戦略責任者(CSO)であるカロリン・ライヒェルト氏は次のように述べています。「私たちは、ハーマンの製品エコシステム全体でAIファーストの技術とソリューションの開発をさらに推進するために、DTSおよびウィプロと協力できることを期待しています。今回の取引により、ハーマンは自動車用エレクトロニクスとオーディオ・イノベーションという当社のコア分野に対する重点をさらに明確化でき、今後の大きな成長機会が見込めると考えています。」
今回の買収の一環として、ウィプロはハーマンおよびサムスンと複数年にわたる戦略的契約を締結し、両社との関係をさらに深めるとともに、新たな成長と変革の機会を創出します。
買収完了後、DTSはウィプロのエンジニアリング・グローバル・ビジネスラインに統合されます。
本取引において、ドイツ銀行証券株式会社がハーマンの財務アドバイザーを務めました。
ウィプロについて
ウィプロ・リミテッド(NYSE:WIT、BSE:507685、NSE:WIPRO)は、顧客の最も複雑なデジタル・トランスフォーメーションのニーズに応える革新的ソリューションの構築を専門としている、AI主導のテクノロジー・サービスおよびコンサルティングの大手企業です。当社は、コンサルティング、デザイン、エンジニアリング、オペレーションにおける包括的な能力のポートフォリオを活用し、顧客が最も大胆なビジョンを実現し、将来に備えた持続可能な事業を構築できるよう支援しています。顧客、パートナー、学術機関、テクノロジー・コミュニティを結集するWipro Innovation Networkは、顧客中心の共創イノベーションに対する当社の取り組みを体現しています。その一環として、世界各地に設置されたInnovation LabsおよびPartner Labsでは、顧客と協力して実社会の課題を解決し、テクノロジーの未来を探求する最先端の業界ソリューションを発信しています。当社は65か国に23万人を超える従業員とビジネスパートナーを擁しており、変化の激しい世界において顧客、同僚、そしてコミュニティが成長できるよう支援するという約束を実現しています。詳細については、当社ウェブサイト(www.wipro.com)をご覧ください。
ハーマン・デジタル・トランスフォーメーション・ソリューションについて
ハーマン・デジタル・トランスフォーメーション・ソリューションは、物理とデジタルを融合させ、絶えず変化する人間のニーズに応えるために、テクノロジーをよりダイナミックなものにすることに取り組んでいます。国際規格・マネジメントシステム(EN 9100:2018 / AS9100D、ISO 9001:2015、ISO 27001:2013、ISO 13485:2016)に準拠し、認証を受けており、さらにCMMI-DEV 2.0 ML5の評価を取得しているハーマンは、顧客と連携して包括的な体験を提供しており、デジタル、クロスチャネルのユーザー・エクスペリエンス、クラウド、モビリティ、インサイトに基づくデータ、IoTを統合し、スケーラブルな基盤ITプラットフォームに支えられることでそれを実現しています。当社は、グローバルなデリバリー・アプローチ、知的財産(IP)、プラットフォーム、人材を活用することで、次世代プラットフォームを展開すると同時に、コスト効率と革新的なソリューションを提供し、顧客が優れた成果を達成できるよう支援しています。詳細については、https://services.harman.com/をご覧ください。
将来予想に関する記述
本書に含まれる将来予想に関する記述は、将来の事象に関するウィプロの見解を示したものであり、その多くは本質的に不確実であり、ウィプロの管理の及ばないものです。これらの記述には、ウィプロの成長見通し、将来の財務業績、計画、期待および意図に関する記述などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。ウィプロは読者に対し、本書に含まれる将来予想に関する記述はリスクや不確実性を伴うものであり、実際の結果がこれらの記述で予想される結果と大きく異なる可能性があることに注意を促します。このようなリスクや不確実性には、当社の収益、売上高および利益の変動に関するリスクや不確実性、成長を生み出し管理する能力、提案された企業活動を完遂する能力、ITサービスにおける激しい競争、コスト優位性を維持する能力、インドにおける賃金上昇、高度なスキルを持つ専門人材を惹きつけ、確保する能力、固定価格・固定期間契約における時間やコストの超過、顧客集中、移民に対する制限、国際業務を管理する能力、当社の主要注力分野におけるテクノロジー需要の減少、通信ネットワークの混乱、潜在的な買収を成功裏に完了し統合する能力、サービス契約における損害賠償責任、当社が戦略的に投資している企業の成功、政府による財政的優遇措置の撤廃、政治的不安定、戦争、資金調達やインド国外での企業買収に関する法的規制、当社の知的財産の不正使用、および当社の事業や業界に影響を及ぼす一般的な経済状況が含まれますが、これらに限定されるものではありません。
当社の将来の業績に影響を及ぼす可能性のある追加的なリスクについては、米国証券取引委員会への提出書類により詳しく記載されており、Form 20-Fによる年次報告書を含みますが、これらに限定されるものではありません。これらの提出書類はwww.sec.govから入手可能です。当社は、証券取引委員会への提出書類や株主向け報告書に含まれる記述を含め、随時、追加の書面または口頭による将来予想に関する記述を行う場合があります。当社は、当社または当社の代理人によって随時行われる可能性のある将来予想に関する記述を更新する義務を負いません。
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