光学に基づくさまざまな科学技術における数々の輝かしい功績を代表する21人が受賞





ワシントン州ベリンハム--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --光学・フォトニクスの国際学会であるSPIEの表彰委員会は、本年の栄えある受賞者を発表しました。医学、天文学、リソグラフィー、光計測学、光学設計、コミュニティー・リーダーシップなどさまざまな専門分野における革新的な進歩を称えるこの学会の賞は、技術的な功績を表彰するほか、SPIEに対する献身的な奉仕やSPIEの組織のミッションへのサポートなどを称えるものです。


SPIE金メダル:Halina Rubinsztein-Dunlop氏

光学における軌道角運動量の物質への伝達に関するイノベーション、原子、ナノ、および顕微鏡レベルでのレーザー操作のための光の利用、および生物医学への強力な調査提供などが評価されました。


SPIE会長賞:ベルナルド・クレス氏

フォトニクス、マイクロ光学、ウェアラブルディスプレイへの多大な貢献、およびSPIEのカンファレンス、教育、ガバナンスへの精力的かつ創造的な貢献が評価されました。


SPIEディレクター賞:ジェス・ウェイド氏

STEMにおける一般市民向けの活動、物理学分野における女性支援、人種や性別に関する制度上の偏見に対する取り組みが評価されました。


SPIE墨子賞:F. Javier García de Abajo氏

閉じ込め光学ポラリトン、自由電子との相互作用、非線形ナノフォトニクス、光学センシング、凝縮系システムにおける超高速プロセスに対する先駆的な貢献が評価されました。


SPIEアデン&マージョリー・マイネル技術業績賞:ジョン・バラト氏

半導体オプトエレクトロニクス・ファイバーの発明、成熟、応用に関する先駆的な貢献が評価されました。


SPIE A・E・コンラディ賞、光工学分野:ヤニック・P・ローランド氏

自由曲面オプティクスの開発および応用への先駆的な貢献が評価されました。


SPIEバイオフォトニクス技術イノベーター賞:キリル・ラリン氏

光コヒーレンスエラストグラフィー(OCE)の分野における画期的な貢献により、生物学、医学、生体医用光学に多大なる影響を与えたことが評価されました。


SPIEブリトン・チャンス生体医用光学賞:ルイカン・ワン氏

バイオフォトニクスとイメージングの画期的な進歩により、病気の診断とモニタリングが大幅に改善され、患者の生活の質が向上したことが評価されました。


SPIEチャンドラ・S・ビクラム賞、光計測学分野:キャサリン・クリース氏

スペックル干渉法、位相測定技術、干渉計の設計、アルゴリズム開発における先駆的な貢献により、生涯を通じて光計測および光学試験における目覚ましい功績を実現したことが評価されました。


SPIEデニス・ガボール賞、回折光学分野:Zeev Zalevsky氏

回折光学およびホログラフィーの分野、特に超解像イメージングおよび散乱媒体を介したイメージングに対する多大なる貢献が評価されました。


SPIE多様性啓発賞:Rosario Porras-Aguilar氏

世界中の学生たちにインスピレーションを与える教育イニシアティブや科学コミュニティ内の包括性促進など、光学およびフォトニクスにおける多様性と啓発活動に対する貢献が評価されました。


SPIE若手研究者業績賞 — 学術分野:ディープ・ジャリワラ氏

量子閉じ込め励起子および磁性半導体における光と物質の相互作用の理解に向けた先駆的な貢献、および励起子メタマテリアルの開発の取り組みが評価されました。


SPIE若手研究者業績賞 — 学術分野:ジェナ・ミューラー氏

FDA承認の子宮頸がんスクリーニング用機器であるポケットコルポスコープの活用や、低コストの腹腔鏡の開発など、疎外されたコミュニティにおいて癌による死亡率を減少させるための革新的な戦略が評価されました。


SPIE若手研究者業績賞 — 産業・政府分野:フレデリック・ブシャール氏

量子情報処理における大きな進歩となる、時間的符号化と超高速時間的干渉ネットワークに関する研究と、将来的な量子コンピューティングおよび量子ネットワークへの応用に対して評価されました。


SPIEフリッツ・ゼルニケ賞、マイクロリソグラフィー分野:ヘンリー・I・スミス氏

位相シフトマスクの発明、液浸リソグラフィ、アクロマート干渉リソグラフィ、ゾーンプレートアレイリソグラフィのデモンストレーションなど、ナノリソグラフィにおける先駆的な貢献と、彼の教育者としての影響力が評価されました。


SPIE G・G・ストークス賞、光学偏光分野:トーマス・G・ブラウン氏

構造化偏光と、ストレス誘発性複屈折がビームの偏光と強度、導波路モード、および点像分布関数に及ぼす影響に関する基礎研究が評価されました。


SPIEハロルド・E・エドガートン賞、高速光学分野:リャン・ガオ氏

超高速光学技術における先駆的な進歩と、さまざまなスケールにおける一過性イメージングへの応用に対して評価されました。


SPIEハリソン・H・バレット賞、医用イメージング分野:マーティン・ヤッフェ氏

特に乳がんの検出と診断に関する医用イメージングの技術的進歩を主導したことが評価されました。


SPIEマリア・ゲッパート=メイヤー賞、フォトニクス分野:Pavel Cheben氏

メタマテリアル導波路の発明やサブ波長集積フォトニクス技術の進歩など、シリコンフォトニクス導波路デバイスへの先駆的な貢献が評価されました。


SPIEマリア・J・イズエル教育者賞:Dan Curticapean氏

光学およびフォトニクスを教えることに生涯情熱を捧げ、SPIEコミュニティのために生涯を通じて尽力したことが評価されました。


SPIEルドルフ&ヒルダ・キングスレイク賞、光学設計分野:Haiyin Sun氏

エンジニアリングおよび測定、半導体レーザーの応用、光学関連の出版、光学設計コミュニティへの奉仕など、光学設計に対する40年間にわたる貢献が評価されました。


SPIE賞および受賞者の全リストは、こちらからご覧いただけます。


SPIEについて


光学・フォトニクスの国際学会であるSPIEは、エンジニア、科学者、学生、ビジネス専門家を集め、光関連の科学と技術の前進に取り組んでいます。1955年に設立された当学会は、業界をリードするカンファレンスと展示会、SPIEデジタル・ライブラリーにおけるカンファレンス紀要、書籍、学会誌の出版、キャリア向上の機会を通じて世界の構成員とつながり、関係を構築しています。SPIEは過去5年間に、奨学金、教育リソース、旅費助成金、寄贈品、公共政策の開発といった啓発と支援を通じて国際光学コミュニティに2,500万ドル以上を提供しました。 www.spie.org.


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情報提供元: ビジネスワイヤ
記事名:「 国際光工学会(SPIE)、2025年学会賞の受賞者を発表