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この協業を通じてエネディムは、北米と日本での使用向けに定格出力約45kWのSRMとインバータを設計、開発します。磁石レス電気モーターにより、空港や製造工場で一般的に使用されている小型商用車(いわゆるタガー)を、ディーゼル燃料からバッテリー駆動や水素駆動に転換できます。
エネディムの高度なSRMモーター技術により、改修されたタガーは炭素排出の削減とコスト低減を実現しつつ、卓越した性能を維持できます。
この協業の最初の成果となる電気駆動の商用タガーは、トヨタ自動車の北米製造工場の1つにある豊田通商の関連会社で、2023年に試験運用を行います。
エネディムの創業者で社長兼最高経営責任者(CEO)のアリ・エマディー博士は、次のように述べています。「この協業は、これまでディーゼル燃料で動いていた空港・産業用タガーの設計と使用に変革をもたらします。豊田通商と力を合わせ、エネディムの特許取得済みのSRMモーター技術を使用して、これらのディーゼル駆動車両を電気車両に転換する最前線に立つことに、期待を感じています。」
豊田通商カナダのグラント・タウン社長は、次のように語っています。「エネディムのチームと協力し、新世代の商用タガーを実現することをうれしく思います。私たちは共に、環境的に持続可能でコスト効率が高く、なおかつ優れた成果を実現できるソリューションを開発することで、産業車両の電動化を加速させることを目指します。」
エネディムの革新的なSRMモーター技術は希土類金属が不要なため、コストを約40%削減し、サプライチェーンの安定性を改善し、世界の環境目標を支えることができます。エマディー博士は、次のように述べています。「当社は、排出量の削減と大気質の改善という世界的な環境目標を達成しつつ、技術を通じて真のビジネス価値を付加するために貢献していますが、次の資金調達ラウンドのために戦略的投資家と会う中で、エネディムが果たす役割に期待が寄せられていることに、勇気づけられています。」
エネディムについて
エネディムは、マクマスター大学発の技術系スタートアップ企業です。当社はカナダのオンタリオ州ハミルトンのマクマスター・イノベーション・パークを本拠としています。エネディムは、マクマスター大学のマクマスター自動車リソース・センター(MARC)でカナダ・エクセレンス・リサーチ・チェアのアリ・エマディー博士とその研究グループが開発した60件以上の特許や出願中の特許、関連する発明を所有しています。
エネディムのビジョンは、斬新な電気モータードライブ技術、制御、デジタル化技術を通じて、電気モーターと電動パワートレインの費用を大幅に削減し、電動化に新たなパラダイムをもたらすことです。それと同時にエネディムは、電気モーター市場で地球を救う手助けをしたいと考えています。エネディムの詳細については、www.enedym.comをご覧ください。
豊田通商カナダについて
豊田通商カナダは、豊田通商アメリカの完全子会社です。北米で60年以上の歴史がある豊田通商アメリカは、その子会社や関連会社と共に、米国、カナダ、メキシコ、カリブにおける輸出入、サプライチェーン管理、新規製造、中間財加工、物流の専門知識を有するマルチ市場・マルチ事業エンタープライズとして、事業を展開しています。当社は、創造性、信頼性、説明責任、柔軟性、チームワークの活気ある文化を育み、従業員、顧客、サプライヤー、地域社会の可能性を最大限に引き出すことで、総合的な卓越性を目指しています。詳細については、www.taiamerica.comをご覧ください。
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