インキュベーターVC


EXIT戦略


佐々木 興平 社長

医療機器ベンチャー企業の株式会社ニューロシューティカルズ(本社:東京都文京区、代表取締役社長:三池 信也、以下「NCI」)は、「医療機器開発のジレンマ」を解消すべく、新しいビジネスモデルの「インキュベーターVC」を開始するにあたり、佐々木食品工業株式会社(本社:大分県豊後高田市、代表取締役社長:佐々木 興平、以下「佐々木食品」)及び、加賀電子株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:門 良一、以下「加賀電子」)からの出資を受けましたのでお知らせいたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/446260/LL_img_446260_1.jpeg
インキュベーターVC

【資金調達の背景】
NCIは医療機器の開発ベンチャー企業で、様々な医療ニーズから医療機器開発を行ってきました。そして、事業を推進していく中で「医療機器開発のジレンマ」という課題を認識しました。この課題は、命を救うために必要である医療機器を考案し開発しようとしても、開発にかかるコストとそこから生まれる収益とのバランスが取れないため、開発を断念せざるを得ないというビジネスにおけるジレンマを指します。これを解消するには投資回収効率を無視して開発を進める必要があります。
しかし、企業の目的は「利益の追求」であり、投資回収効率を無視して開発を開始することは企業の目的に反することになります。この課題を解消するためNCIはインキュベーターVCという新たなビジネスモデルを構築しようとしています。
そもそもインキュベーターは、大学などのアカデミア機関などで研究開発されているシーズをもって起業しようとする研究者や医師にとって必要な存在です。ここにVC機能を付加することで、設立されたスタートアップ企業へアクセラレーターとして投資を実行し、回収したリターンから「医療機器開発のジレンマ」に陥っている開発テーマを推進していくものです。


【インキュベーターVCについて】
そもそも我が国の医療分野における基礎研究から臨床研究は優れたものがあります。しかし、スタートアップ企業による医療機器開発は他国と比べてもさほど活発ではありませんでした。昨今、AMED(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構)やNEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)などの後押しもあり、活発になってきましたが、アカデミアの研究者や医師にとって起業すること、経営維持の難しさは変わらない状態が続いているといえます。

そこで、NCIはインキュベーターとして起業相談からスタートアップ企業設立をサポートし、更に開発に必要な資金調達のためVCとしてもファンドを組成し、アクセラレーターとしてスタートアップ投資を実施しています。これまではインキュベーターとVCは別のものとして認識されていましたが、NCIはディープハンズオンを基本として、この二つの機能を融合させた医療機器産業特有のビジネスモデルを確立させました。すでに2社のEXITに成功し、このビジネスモデルのPOCを獲得しています。2021年から開始したこれらの投資から回収できる収益を次の企業投資に循環させることでNCI独自のECOシステムを構築しました。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/446260/LL_img_446260_2.jpg
EXIT戦略

【今後の活動について】
NCIはすでに国立循環器病研究センターと「致死的ショック患者救済に資する国産医療機器の開発と実用化」において共同研究契約を締結し、同センターに研究拠点も設置しています。この事業では新しい治療機器の開発はもとより「医療機器開発のジレンマ」を解消すべく、さまざまな医療ニーズを収集・研究しています。NCIは今回の資金調達を起点として命を救う医療機器の開発を力強く進めて行く予定です。


【佐々木食品工業について】
佐々木食品工業は、大分県の自然を活かした製粉・製麺業者として1954年に創業。
以来、人々の食生活の変化に対応し、成長を続けている企業で、近年では健康志向や高齢化社会への対応として、培ってきた技術と経験を活かし、安全でおいしい健康食品を提供することを使命としています。

企業名 : 佐々木食品工業株式会社
ホームページURL: https://www.sasakishokuhin.co.jp/
所在地 : 大分県豊後高田市界276

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/446260/LL_img_446260_3.png
佐々木 興平 社長

---佐々木 興平 社長からのコメント---
当社は大企業が手を出しにくい領域であっても、価値ある取り組みには積極的に関わっていきたいと考えています。自らの意思決定が社会や世界を少しでも良くする事業につながることを面白さと捉え、社員の共感や喜びを大切にしながら挑戦を続けています。今回の出資も、そうした姿勢の一環として行ったものです。


【加賀電子について】
加賀電子は、「すべてはお客様のために」の経営理念のもと、エレクトロニクスの総合商社として、電子デバイスの企画・設計、部品調達、生産、販売など、多様な局面で顧客にとって最適な解決策を提供しています。2018年3月期から、創立50周年を記念した「50億円ファンド」を設定し、ユニークな技術・製品やビジネスモデルを構想・展開するベンチャー企業への少額出資を通じて新たなイノベーション創出を支援し、将来の加賀電子グループの持続的成長を支える新規事業創出につなげる仕込みを行っています。

企業名 : 加賀電子株式会社(東証プライム:8154)
ホームページURL: https://www.taxan.co.jp
所在地 : 東京都千代田区神田松永町20番地


■会社概要
株式会社ニューロシューティカルズ
ホームページURL: http://www.nci-md.com/
本社所在地 : 東京都文京区本郷1丁目28番10号
情報提供元: @Press