(左)フードバンクたまむら:目﨑さん(右)タチバナ食品株式会社:立花代表


(図1)消費者庁 公表資料 ”食品ロス量の推移と削減目標”


とん汁“250g” ¥140 税込


筑前煮“250g” ¥150 税込




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(左)フードバンクたまむら:目﨑さん(右)タチバナ食品株式会社:立花代表



群馬県を拠点とする食品メーカー・タチバナ食品株式会社(本社:群馬県佐波郡玉村町、代表取締役:立花英雄)はこのたび、地域の福祉支援活動を行うフードバンクたまむらに対し、筑前煮・豚汁あわせて400袋の食品を寄贈しました。

同社のSDGs推進の一環として行われた今回の寄付活動は、「地域支援」と「社会課題への共感・参画」を両立する社会貢献型プロジェクトとして実施されたもので、食品製造業者としての責任を見つめ直す第一歩となっています。



今回の取り組みについて



■食べものが余る社会で、困る人がいる現実



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(図1)消費者庁 公表資料 ”食品ロス量の推移と削減目標”



令和5年度の環境省/農林水産省の調査(※1)によると、日本では、年間約464万トンもの食品ロス(まだ食べられるのに廃棄される食品)が発生していると推計されています。これは、国民一人あたりに換算すると1日“おにぎり1個分”に相当する約101g。

家庭だけでなく、食品関連事業者からの廃棄も大きな割合を占めており(家庭系233万トン/事業系231万トン)、社会全体の課題として深刻さを増しています。(※2参照)

一方で、生活に困窮し、日々の食事にも不安を抱える人々も少なくありません。

この「余る食」と「足りない食」のギャップをどう埋めていくか――。その問いに、地域企業として何ができるのかを考えた結果が、今回の取り組みの出発点でした。



(図1)消費者庁 公表資料 ”食品ロス量の推移と削減目標”

https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_education_cms201_250627_01.pdf

(※1)2023(令和5)年度食品ロス量推計値の公表について |消費者庁

https://www.caa.go.jp/notice/entry/042653/

(※2)表 食品ロスの推計結果

https://www.env.go.jp/press/press_00002.html



■“フードバンクとの連携”の背景



「これまで、SDGsには取り組んできたつもりでした。ただ“貧困”という現実に、正面から向き合えていなかった部分もある。今回の連携は、自分自身にとっても企業としても、改めて課題と向き合うきっかけになりました。」

そう語るのは、タチバナ食品の代表取締役・立花英雄氏。

創業から45年、「誠実であること」を理念に掲げてきたタチバナ食品は、わらび・姫たけのこ・めんまなど山菜水煮製品を中心に全国へ商品を展開。地元・群馬に根ざしながら、雇用創出や地域資源の活用にも力を注いできました。

環境面でも多くの取り組みをしているタチバナ食品は、太陽光発電やペーパーレス化、食品ロス削減などのSDGs施策も推進し、群馬県環境GS事業者にも認定。特筆すべきは、同社はこれまで賞味期限切れなどによる廃棄実績がなく、製造・管理面でも食品ロスの発生を未然に防いできたという事実です。

こうした“無駄を出さない”企業姿勢の延長線上に、今回の寄付という「循環型の地域支援」への発展がありました。



■寄付の概要と提供先



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とん汁“250g” ¥140 税込



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筑前煮“250g” ¥150 税込



今回、フードバンクたまむらに寄贈されたのは、同社製造の人気商品である以下の計400袋の食品です。

・筑前煮 … 100袋

・豚汁 … 100袋

・筑前煮のたれ … 100袋

・とん汁のたれ … 100袋

これらは、玉村町内で一人暮らしをしている学生や、ひとり親家庭など、食料支援を必要とする方々に配布されました。



オンラインショップはこちら : https://shop.tachibana-foods.com/product-category/medium/



■SDGsにも貢献



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今回の取り組みは、国連のSDGs(持続可能な開発目標)の中でも、

目標12「つくる責任 つかう責任」

目標2「飢餓をゼロに」

といった目標に直接的に貢献しています。

食品メーカーとして「つくる責任」を果たすとともに、地域のフードバンクと連携して“必要な人に届く仕組み”をつくることで、飢餓や貧困といった社会課題の解決にもつながっていく――タチバナ食品の今回の挑戦は、そんな多面的なアプローチを実現。

また、“地域発の持続可能な支援の形”を体現しており、地元・群馬から始まる「支え合いの輪」の確かな第一歩となるでしょう。



フードバンクたまむらについて



■活動内容



「フードバンクたまむら」は、食品ロスの削減と地域福祉の向上を目的に活動する、特定非営利活動法人おたがいさまが運営しています。玉村町からの委託による官民連携のもとに成り立つ、信頼できる玉村町初の地域支援団体です。

様々な理由で市場に流通できない食品を、企業及び個人から無償で受入れ、町内の生活困窮世帯、子ども食堂、福祉施設、団体、大学生などの食料支援が必要な住民に対し無償で配布する活動を続けています。加えて、家庭内の余剰食品を持ち寄る「フードドライブ」の推進にも取り組み、支援の輪を地域全体へと広げています。



■届けたいのは「ただの食品」ではなく、「安心」



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統括の目﨑妙子氏は、その姿勢をこう語ります。

「私たちは“困っている人を待つ”のではなく、こちらから届けに行く支援を大切にしています。

正規雇用でないシングルマザー世帯や、アルバイトができず食費に困る学生、

移動手段がなく買い物に行けない高齢者。

そうした方々の“今日食べられる”を守るのが、私たちの役割です」

今回寄付された筑前煮や豚汁は、そうした「今、必要としている人」のもとへ確実に届けられました。

ある障がい者施設からは「栄養バランスがよく、ありがたい」と感謝の声が寄せられ、ある子ども食堂では「苦手だった食材を笑顔で口にした子ども」の姿が印象に残ったといいます。

タチバナ食品とフードバンクたまむらの連携は、単なる食品の提供ではなく、「安心とあたたかさ」を届ける社会的取り組みとして、今後も地域に広がっていきそうです。



今後の展望



■企業と福祉の連携がもたらす新しい支え合いのかたち



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フードバンクたまむら・タチバナ食品は今後、より地域への支援に力を入れていくことを目指します。

「今回のご縁を通じて、より多くの人に“フードバンクという存在”を知ってもらいたい。

食べものに困っても、“あそこに行けばなんとかなる”と安心できる場を、これからも守りたい」

― フードバンクたまむら 統括・目﨑氏

「まずは地元・玉村町から。この取り組みを、他地域へも広げていきたい。

食品メーカーとして、作ったものを“無駄なく・早く・安く”届ける使命を、支援にも生かしていきたい」

― タチバナ食品 代表・立花氏

地域の困りごとに目を向け、企業としてできる支援をかたちにする。

それはCSR(企業の社会的責任)にとどまらず、企業と福祉が“支え合う”時代の第一歩です。






会社概要



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【代表者】代表取締役 立花英雄

【事業内容】各種山菜水煮、その他食品の販売・企画・製造

【TEL】0270-61-6308

【本部・玉村流通センター】〒370-1124 群馬県佐波郡玉村町角渕5216-1

【認定】群馬県環境GS事業者

【公式サイトURL】https://www.tachibana-foods.com/

【公式Instagram】https://www.instagram.com/tachibanafoods/




情報提供元: @Press