■木になるオメガ3脂肪酸(ALA=α-リノレン酸)の科学 くるみは、体内で生成されず食品から摂る必要がある必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸(α-リノレン酸=ALA)を木の実(ナッツ)の中で唯一豊富に含み、心臓の健康、認知機能の改善、健康的な加齢に関する様々な健康効果が報告されています。くるみひとつかみ(約30g)あたり、α-リノレン酸(2.7g)、植物性たんぱく質(4.6g)、食物繊維(2g)、マグネシウムの他、免疫機能に寄与するビタミンB6(0.2mg)や銅(0.48mg)、マンガン(0.1mg)が摂取できます*1。 厚生労働省の『日本人の食事摂取基準』(2020年版)では、オメガ3脂肪酸の摂取量の目標値を決めており、1日あたり18~29歳の男子で2g以上、女子で1.6g以上としています*2。くるみひとつかみ(約30g)には2.7gのオメガ3脂肪酸が含まれます。 *1 U.S. Department of Agriculture, Agricultural Research Service. Food Data Central, 2019. fdc.nal.usda.gov. *2 日本人の食事摂取基準(2020年版)