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京都外国語大学は、4月18日(木)にポルトガル大使ヴィトル・セレーノ閣下立ち会いの下、カモンイス院のアナ・フェルナンデス総裁と学術講座設置に係る調印式を行いました。これは、ポルトガル政府の文化促進団体であるカモンイス院が本学と「ルイス・フロイス学術講座」を設置することを承認したことを受けて実施。この講座にその名を冠すルイス・フロイスは、戦国時代に日本で布教活動を行ったイエズス会の宣教師で、織田信長や豊臣秀吉と会見した経験を持ち、戦国時代を外国人の視点から観察し、『日本史』を著しました。この著作は戦国時代を研究する貴重な資料として高く評価されており、本学の故・松田毅一名誉教授と故・川崎桃太名誉教授が、『日本史』(中央公論社、全12巻)を初めて完訳するなど、本学とフロイスの間には深い縁があります。カモンイス院の学術講座は世界の主要23か国に設置されていますが、今回の調印により日本で初めて本学に学術講座が設置されることになります。この調印式の様子は、現地ポルトガルの新聞「Diário de Notícias」でも大きく取り上げられました。
今後、本学はルイス・フロイスの生涯や作品の研究、ポルトガルの現代文学の翻訳、ポルトガル語教育のさらなる充実に努めてまいります。また、東京のポルトガル文化センターと協力してセミナー・会議などの文化行事を開催する予定です。
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