創業95年の歴史を誇る菊之露酒造


菊之露酒造『菊之露』について


大手メーカーだからこその挑戦の難しさと今回の製品について


『菊之露』保安濾過の販売に向けて

沖縄県内で酒類卸問屋を展開する南島酒販株式会社(所在地:沖縄県西原町、代表取締役社長:大岩 健太郎、以下 南島酒販)が菊之露酒造株式会社(所在地:沖縄県宮古島、代表:下地 一盛、以下 菊之露酒造)と共同で、菊之露酒造の主力商品である『菊之露』を44度の保安濾過で仕上げ、南島酒販の泡盛ブランド“shimmer”より数量限定で販売いたします。また、菊之露の一般酒は通常、数ヶ月寝かせて瓶詰めし市場に流通させますが、本製品は蒸留翌日に瓶詰めを行うという、菊之露酒造で今まで発売したことのない、出来立てとしてお客様にお届けいたします。本製品は2023年7月中旬頃の発売予定。購入をご希望の方は、公式サイト上にてメールアドレスをご登録いただき、販売開始通知をお受け取りください。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/358665/LL_img_358665_1.jpg
創業95年の歴史を誇る菊之露酒造

■『菊之露』『菊之露ブラウン』は、1982年の発売以来、幅広い層から長く支持されてきたロングセラーの一般酒です。黒麹菌の発酵を活性化するミネラル分を多く含んだ宮古島の硬水で仕込んでおり、なめらかで飲み心地良く、豊潤な香味とほのかな甘味が感じられる泡盛です。初めて飲む泡盛として沖縄県内外問わず、多くのお客様に愛されてきた製品となります。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/358665/LL_img_358665_2.jpg
菊之露酒造『菊之露』について

■大手メーカーだからこその挑戦の難しさと今回の製品について

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/358665/LL_img_358665_3.jpg
大手メーカーだからこその挑戦の難しさと今回の製品について

メーカーにも大小様々な規模があり、大手メーカーとなるとお客様に安定的に高品質の商品を供給するための機械化、効率化の図られた工場となります。そのため、1回の造りで数千本の製品を造るということには適していますが、少量の製品を少しだけ造ってみる、ということは不得手な面もあります。今回、そんなハードルを抱えながらも『菊之露』の原型となる泡盛を菊之露ファンにお届けしたいという想いから、蒸留後の工程を人力でするという特別対応を実施していただきます。


今回の製品の特徴は主に「44度新酒」「保安濾過」「当日の瓶詰」の3つとなります。

・44度新酒
菊之露酒造にて44度の新酒を販売した記録が、菊之露酒造・南島酒販共に確認できず、おそらく初の販売となると見込まれます。44度の泡盛は菊之露酒造が現在販売できる泡盛の最高度数※となるため、菊之露酒造の高度数泡盛でこれからの古酒化を楽しみたい方には最適な商品となります。
※酒税法上、45度までは発売できますが45度を超えてしまった場合、発売できなくなるため、44度としております。

・保安濾過
製品として常に安定した味わいを実現するため、大手の泡盛メーカーでは濾過をきちんと行い、製品の品質レベルを保ちます。濾過が粗いと気温が下がった際などに、結晶化した泡盛の成分が浮遊することもあり、飲用可能ですが見た目の面から誤解されることもありました。ただ、古酒造りの観点やより複雑な味わいを求める泡盛ファンからは濾過が粗い製品を求める声も多く、今回特別に目に見える浮遊物等だけをろ過した、メーカーとして人体に影響する異物がない最低限の濾過度合である「保安濾過」としてリリースいたします。

・当日の瓶詰
一般的に泡盛は、蒸留直後の独特の癖のある味わいと香りのため、半年から1年ほどタンクで寝かせ、ある程度落ち着かせてから出荷します。しかし、今回は44度で保安濾過という、今までの菊之露酒造が発売したことのない、荒々しさや爆発力をお客様に届けるべく、蒸留当日に瓶詰めし、なるべく早い段階で出荷、お客様のお手元に届けたいと考えております。通常は絶対に流通することがない、言わば菊之露の工場で製造に携わる人しか口にできない『菊之露』を是非ご自宅でお楽しみください。


■『菊之露』保安濾過の販売に向けて

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/358665/LL_img_358665_4.jpg
『菊之露』保安濾過の販売に向けて

菊之露酒造の泡盛は、多くの人にとって長い時間ずっと飽きずに飲み続けられる「ど真ん中のおいしさ」を目指しており、実際にこれまで培ってきた「菊之露」ブランドには常用的に楽しめる身近な泡盛というイメージがあるかと思います。そんな中、今回のshimmerの企画は、保安濾過・高度数・即瓶詰めという嗜好性の高い内容であり、菊之露酒造が本来製造している製品とはカラーが異なるため、そのことが社内で議論になりました。それに加えて、菊之露の通常製造ラインは瓶詰め前に濾過機を通る設計になっているため、今回の「保安濾過」を実現するためには、タンクから直接取り出したお酒を手作業で瓶詰めする必要があります。
挑戦するうえで様々なハードルがありましたが、最終的には、スタッフからの自信に満ちた意見「工場でしか飲めないそのままの菊之露の味を知ってほしい!」という声があり、挑戦を決断いたしました。昨年から製造工程を一から改善し、さらに美味しくなったど真ん中の菊之露を、存分に味わっていただけたら嬉しいです!
(菊之露酒造株式会社 営業主任:新垣 祐一郎)


■shimmerについて
泡盛市場は2004年のピークから右肩下がりを続けており、そんな中、多くの酒造所では単体で実験的・挑戦的な泡盛を造ることに対して、人的リソースや生産コスト、在庫リスクなどのハードルがあります。南島酒販は、泡盛の多様性や品質の向上を図るためには、数多くの実験的・挑戦的な製品を開発し、市場を開拓する必要があると考え、そのプラットフォームとして、全て数量限定、1回限りの販売というテーマで、新たな泡盛のブランドである“shimmer”を立ち上げました。「shimmer(シマー)」は沖縄の方言で泡盛を指し、また、英語で「shimmer=煌めき」という意味を持つことから、泡盛の輝かしい発展を願う意味が込められています。
ブランド公式HP: https://shimmer.okinawa/shimmerpj


■企業概要:南島酒販株式会社
設立 : 昭和62年
本社所在地 : 〒903-0104 沖縄県中頭郡西原町兼久277
電話 : 098-882-9393
FAX : 098-882-9398
代表者 : 代表取締役社長 大岩 健太郎
公式サイト : https://nanto-shuhan.com/
shimmer online: https://shimmer.okinawa/

■企業概要:菊之露酒造株式会社
創業 : 昭和3年
本社所在地 : 〒906-0012 沖縄県宮古島市平良字西里290
電話 : 0980-72-2669
FAX : 0980-73-4379
代表者 : 代表取締役 下地 一盛
公式サイト : https://www.kikunotsuyu.co.jp/
情報提供元: @Press