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北海道東川町では、1903年に生まれ19歳の若さで亡くなったアイヌ文化伝承者、知里幸恵(ちり・ゆきえ)さんをモデルにした映画「カムイのうた」の製作を進めています。1月26日(木)、主演の吉田美月喜さんと、望月歩さんが撮影終了となったことに対して、お二人と監督からのコメントをいただきました。また、第1弾となる映像の公開をさせていただきますことをお知らせいたします。
画像 : https://newscast.jp/attachments/gLBVRQOJLOYd7yAbfnVJ.jpg
左から、望月歩さん(一三四役)、吉田美月喜さん(テル役)、菅原浩志監督
ーー冬の北海道での撮影はどうでしたか?
冬の北海道がはじめてでした。夏の北海道での撮影が楽しかったこともあり、この撮影もとても楽しみにしていました。こちらに来てみると大寒波と重なって驚くほどの寒さで(笑)。寒くて手先が痛かったのですが、景色がすごくきれいで「ずっと見ていたい」と思えるいい場所でした。
ーー冬の演技を通して感じたことは?
昔は今よりも物が限られた中で生活をされていたと思うのですが、この極寒のなかで私たちの衣装よりもっと寒い服装で過ごされていたことを考えると、本当に私たちには想像できない苦労があったんだろうなと感じました。それと、昔からある藁の靴を履いて撮影をしたのですが、藁の間から雪が入ってくることがないんですよね。こうした道具に触れながら、昔の方々の知恵と工夫でつくられているものに感銘を受けました。
ーー撮影を振り返って
この作品が決まってから、アイヌの人々や北海道の方に納得していただける作品にしないといけない、と思いながら演じさせていただきました。自分の人生の中で、大きくて素敵な文化を知ることができたと感じています。アイヌ文化やアイヌの人々の考え方は、今の時代にも必要なものだと感じて、私自身とても勉強になりました。知里幸恵さんという実在した方をモデルとした役に、真剣に向き合って役に取り組めたことも貴重な経験でした。
ーー冬の北海道での撮影はどうでしたか?
吉田さんと同じく北海道の冬ははじめてでした。台本の中での「自然」は、雪のシーンも含めて想像でしかなかったのですが、今回の冬の撮影でやっとこの自然を体験できたことを嬉しく思っています。この現場で自分が一番はしゃいでいる自信があるくらい、めちゃくちゃ楽しかったですね(笑)。どこもかしこも雪で真っ白で、「きれいだな」というのが一番の印象です。
ーー撮影を振り返って
北海道に来て、この土地の食べものを食べ、空気を吸って、景色を見て、自分の役である一三四に入り込めるように準備をしてきました。その中で、台本にはない部分で、セリフや動きなどが自分の中身から自然と出てきたことに対して、準備したかいがあったなと感じています。
それと、北海道の冬は雪が多く、音を吸収するんです。都会の喧騒に慣れてしまった僕にとって、その音のない空間にいることは、いろんなことを考えさせられる時間だったと感じています。
この北海道の寒さでは、「演技」ではなく「リアル」が入ってきます。寒さで耳が赤くなり、吐く息が白くなる。吉田美月喜さんと望月歩さんには、この北海道の厳しい寒さの中で生きたテルと一三四を感じてほしかった。撮影は大変ですが、実際の雪、冬を映像に撮ると、もの凄い力があり、その中で、おふたりは素晴らしいリアルな演技をしてくれたと思います。
今後のスケジュールですが、北海道の動物や自然、冬だからこそ撮れるものの撮影を進めます。撮影が終わると、映像の編集と音楽や効果音など「音」の創造が始まります。9月には完成し、皆さんに観ていただけるよう準備を進めています。一番最初に北海道の方に見ていただきたく思っています。
映画「カムイのうた」の第1弾として、以下の映像を公開したことをお知らせいたします。
YouTube動画 :
https://www.youtube.com/watch?v=U6D11Sk-gXg
監督・脚本:菅原 浩志(「ぼくらの七日間戦争」「写真甲子園0・5秒の夏」「早咲きの花」「ほたるの星」「北の残照」「ヌプリコロカムイノミ」)
プロデューサー:作間 清子
撮影:上野 彰吾/美術:長 寿恵/編集:時任 賢三/助監督:桑原 昌英
企画協力:写真文化首都「写真の町」北海道東川町
「カムイのうた」の映画製作にあたり、多くの個人及び企業様の協賛をお願いいたします。本事業へのご支援につきましては、個人版ふるさと納税、企業版ふるさと納税にてご支援をお願いいたします。詳しくは、各サイトよりご参照ください。
■ご支援への特典
映画「カムイのうた」にご支援いただいた皆様には特典をご⽤意いたしております。
●1,000 万円以上
特設サイト:ロゴ(大)、映画内エンドロール:ロゴ(大)、ポスター:社名(⼩)、フライヤー:社名(⼩)、無料上映会放映権:10 回、DVD:100 枚(映画完成から約1年後)
●500 万円以上
特設サイト:ロゴ(大)、映画内エンドロール:ロゴ(大)、無料上映会放映権:3回、DVD:50 枚(映画完成から約1年後)
●100 万円以上
特設サイト:社名(中)、映画内エンドロール:社名(中)、無料上映会放映権:1回
●30 万円以上
特設サイト:社名(⼩)、映画内エンドロール:社名(⼩)
カムイのうた : https://kamuinouta.jp/