御城舞台


からくり花火(双龍)


入子踊


展示室(御冠船どーい)

公益財団法人 国立劇場おきなわ運営財団(所在地:沖縄県浦添市)は、琉球王国時代(300年以上前)に首里城で取り行われていたおもてなしの芸能を再現する公演「朝薫五番とからくり花火」を、国立劇場おきなわ隣、組踊公園特設舞台にて2022年10月14日(金)~16日(日)の期間、3夜連続で上演いたします。


■「御城舞台(オシロブタイ)」とは
その昔、新国王に冠を授けるために中国から海を越えて渡来する冊封使をおもてなしする為に、首里城の御庭に「御城舞台(オシロブタイ)」という特設舞台を設置し、王府は踊奉行(オドリブギョウ)を設け、歓待接遇する芸能として三線音楽や舞踊、組踊が仕立てられました。

この時代の芸能を総称して「御冠船踊(オカンセンオドリ)」と呼んでいます。

中でも「琉球国由来記」に記されている琉球の花火は、1556年に中国より伝来し、一度点火したら次々と仕掛けが変化し、花火が噴き出す「からくり花火」という独自の伝統を生んでいます。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/329791/LL_img_329791_1.png
御城舞台

※参考:組踊上演300周年記念事業研究公演 御冠船踊と組踊「執心鐘入」「銘苅子」(2019年)


■「からくり花火」とは
1866年に王府より記録された「火花方日記(ヒバナホウニッキ)」をもとに、首里城の御庭で行われていた「からくり花火」を復元し、上演します。火花を噴き出しながら姿を変える琉球王国独自の仕掛け花火で、琉球王国の繁栄をテーマに作成された世界にも類を見ない花火です。

今回上演する「四輪車」と言う花火は、屋根の下から儒学者の乗る「四輪車」が出現するからくりを会場でご堪能ください。
※那覇市歴史博物館所蔵「火花方日記」
※監修:茂木 仁史、道具製作:金城 裕幸、花火構成:金城 義信

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/329791/LL_img_329791_2.jpg
からくり花火(双龍)

■首里城と芸能:「御冠船(ウクヮンシン)ど~い!!」
令和4年度第3回企画展として国立劇場おきなわ1F資料展示室にて、これまでに復元しました3つのからくり花火と合わせて、「御冠船踊(オカンセンオドリ)」に関する資料を展示しています。
12月18日(日)までの展示となりますので、お早めにご来場ください(入場無料)
・2019年 「掛床」
・2020年 「双龍」
・2021年 「大団扇」
・2022年 「四輪車」

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/329791/LL_img_329791_3.png
入子踊

場所 :国立劇場おきなわ 1階 資料展示室(入室料 無料)
開室時間 :午前10時~午後6時
休業日 :年末年始(12月29日~1月3日)
※展示替えにより臨時休室日を設けることがあります
お問い合わせ:調査養成課 調査資料係 098-871-3318


■朝薫五番とからくり花火
2022年は沖縄復帰50年の節目ですが、組踊も国重要文化財指定50周年となります。
この節目に国立劇場おきなわでは、特別な公演を上演致します。
中国皇帝の使者である冊封使を歓待するため、18世紀の初頭、組踊を創設した踊奉行・玉城朝薫による<朝薫五番>と言われ、現在でも人気のある完成度の高い作品を上演します。

・10月14日(金)「執心鐘入」・「女物狂」 ・「からくり花火」
・10月15日(土)「入子踊」 ・「孝行の巻」・「からくり花火」
・10月16日(日)「銘苅子」 ・「二童敵討」・「からくり花火」

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/329791/LL_img_329791_4.jpeg
展示室(御冠船どーい)

※チケットは完売しておりますが、当日の天候を見て、野外で実施される場合は、当日券も販売します。
大変お手数ですが、当日券につきましては「国立劇場おきなわ公式HP」よりご確認をお願いいたします。
URL: https://www.nt-okinawa.or.jp/


【会社概要】
法人名 : 公益財団法人 国立劇場おきなわ運営財団
所在地 : 沖縄県浦添市勢理客4-14-1
代表番号: 098-871-3311
Eメール : info@nt-okinawa.or.jp
URL : https://www.nt-okinawa.or.jp/


【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】
公益財団法人 国立劇場おきなわ運営財団
TEL:098-871-3311
情報提供元: @Press