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ダイキン工業株式会社は、遠隔監視で空調機の保守メンテンナンスや省エネ運転をサポートする『エアネットサービスシステム』(以下、『エアネットサービス』)に、異常発生による停止時間を大幅に短縮できる遠隔復旧・応急運転などの新機能※1を追加し、2022年10月26日より発売します。
『エアネットサービス』は1993年から販売している業務用空調機を対象とした24時間365日遠隔から監視するサービスです。故障予知により突発的な故障を未然に防ぎ、万一の故障時にはエンジニアが緊急出動し早期に空調機を復旧させます。また、空調機のエネルギー消費量の実態に即した省エネ運転をサポートするサービスも提供しています。
今回発売する『エアネットサービス』は、予知できない異常により空調機が停止した時でも、自動で判断して再起動させる「遠隔復旧」や、温度センサー異常などの軽微な不具合であれば空調能力を下げずに遠隔から応急運転の指令を出すことができる「遠隔応急運転PLUS+」を追加しました。これまでエンジニアが現地で操作しなければ出来なかった再起動や応急運転を遠隔から制御することが可能になります。本機能により、空調機が停止している時間を大幅に短縮できることに加えて、応急運転中でも室内環境を適切な温度に保つことができます。
また「シーズン前遠隔点検」は、空調機の多様な状態を再現する専用の運転制御を用いた診断※2により、点検に時間を要する異常や部品の劣化などを遠隔から検出することが可能で、点検日の調整や現場立会といったお客様の負担も軽減します。さらにはこれまで検知できなかった室内機からの水漏れや電子部品の劣化などの故障予知が可能になった他、「AI故障診断」により故障部品を早期に特定できるようになりました※3。
業務用空調機はオフィスビルや工場など産業活動を支える重要なインフラとなっています。特に病院やデータセンターなどの施設では、室内を常に適切な温度に保ち続ける必要があり、常時安全・安心かつ快適性を損なわないサービスが求められます。一方でビル管理業界では、人手不足や高齢化が進み、設備管理業務の工数削減や省人化が求められます。
当社は『エアネットサービス』を通じて、こうした社会課題の解決に寄与するとともに、故障予知機能をさらに高度化し“止まらない空調”の実現に向けた開発を進めることで、お客様の安心で快適な空調環境を維持することを目指します。
※1:「遠隔応急運転PLUS+」は2022年10月発売のビル用マルチエアコン『VRV Xシリーズ』、『VRV Aシリーズ』が対象
※2:空調機の多様な状態を再現する専用の運転制御を用いた点検は2022年10月発売のビル用マルチエアコン『VRV Xシリーズ』、『VRV Aシリーズ』が対象
※3:室内機からの水漏れや電子部品の劣化などの故障予知機能は2022年10月発売のビル用マルチエアコン『VRV Xシリーズ』、『VRV Aシリーズ』が対象
1.保守メンテナンス・非効率運転の防止と改善提案
2.異常発生による停止時間を短縮する「遠隔復旧」と「遠隔応急運転PLUS+」
3.遠隔から高度な点検が可能な「シーズン前遠隔点検」
4. 故障部品を早期に特定する「AI故障診断」
5.故障予知機能の精度を向上
6.フロン排出抑制法に基づく定期点検と簡易点検に対応
7.安心の修理無償サービス「エアネットコンカレント」
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・空調機に『DK-CONNECT edge』※4を接続し、遠隔から24時間365日監視することで、突発的な故障を
未然に防止します。万一の故障時はエンジニアが緊急出動し早期に空調機を復旧させます。
・お客様の空調機の運転状況を管理し、無駄な運転をしている機器の特定や、エネルギー消費量の実態を把握することで非効率運転の防止と改善を提案します。
※4:空調機の制御データや運転データを送受信するネットワーク端末
・空調機が異常停止した時に、遠隔から自動で再起動する機能です。
・再起動の結果を設備管理者にメールで報告します。再起動を経ても空調機が復旧しない場合は、直ちにエンジニアが現地へ出動します。
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・空調機に万一の異常が発生しても遠隔から応急的な復旧が可能です。空調機が停止している時間を大幅に短縮できることから、空調機停止による影響を最小限に抑えます。
・従来の応急運転とは違い温度センサー異常などの軽微な不具合であれば、空調能力を下げない応急運転が可能で、修理完了までお客様の快適性を維持することができます。
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・空調機の診断に最適な状態を再現する専用の運転制御を用いた遠隔点検です。点検に時間を要する異常や部品劣化などを検出ができる高度な点検を実現します。
・空調機を本格稼働するシーズン前に空調機の異常や部品の劣化などを点検することで、シーズン中の故障を未然に防ぎます。
・遠隔からの自動点検のため、点検日の調整や現場立会などのお客様の負担を軽減します。
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・遠隔から応急運転できない故障でも、AIにより異常停止する30分前の運転データを解析し、不具合部品を特定します。現地に交換部品を持参できる可能性が高まり、早期に修理を完了することができます。
・これまで予知できなかった室内機からの水漏れや、電子部品の劣化などの予兆を検知できるようになり、空調機における故障予知可能な範囲を大幅に増やしました。
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・フロン排出抑制法で義務付けられている有資格者による3年に1回以上の定期点検と、3か月に1回の簡易点検を実施します。
・『エアネットサービス』は2022年8月に改正されたフロン排出抑制法に適用しており、目視による簡易点検を遠隔監視による自動点検に置き換えることが可能です。
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・空調機の新設・更新と同時に『エアネットサービス』を契約することで13年または圧縮機の運転が31,000時間以内の場合に修理費用が無償になるサービスです。
・突発的な修理費用が発生しないことから空調機の保守メンテナンス費用が平準化され、建物の設備費の予算管理が簡単になります。
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