smartPREDICT AE本体


出力波形のイメージ図

産業機器輸入商社の株式会社イリス(本社:東京都品川区、代表取締役社長:ハルトムート・パネン)はドイツiNDTact社(インダクト社)の最新振動センサsmartPREDICT AEの販売を開始します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/317151/LL_img_317151_1.png
smartPREDICT AE本体

機械は使用に応じて特定の波形の振動を生じさせ、コンディションの変化により波形が徐々に変化し始めます。例えば老朽化や部品摩耗等の寿命に起因するものから、特定の事故による変形等様々な原因が考えられますが、この振動波形の変化は、機械が使えなくなる以前に対策(予備品購入等)を施す予防保全を可能にします。元来、この作業は熟練工が経験に基づいて音などの感覚の変化を感じ取り判断していましたが、高いレベルの機械知識の習熟が必要であり、人不足の背景も相まって、この判断は徐々にセンサに置き換えられるようになりました。

iNDTactのsmartPREDICT AEは最新の技術を用いて設計された予防保全用の振動センサの最新高機能モデルです。

smartPREDICT AEに搭載されている加速度センサiMPactXSは0.06Hzの微細な振動から48kHzまでの幅広い範囲を、MEMS並みの高感度でセンシングします。これは従来の振動センサやヒトの感覚より早く異常の兆候を機械的に正確にとらえることを可能にするため、機器のメンテナンス期間に余裕を与え、保守部品の過剰に用意する必要性を下げることを可能にします。

更に振動センサに加え、MEMS、ジャイロセンサおよび温度センサを同パッケージ内に備えているため、音、温度、角度等の条件の変化に基づいた、様々な使い方に応用できる可能性があります。

以下はsmartPREDICT AEが活躍できるフィールドの一例です。
●産業用ポンプ、モーター、コンプレッサーの振動傾向モニタリングによる予防保全
●ベアリングやギアの摩耗観察
●マシニングツール等切削加工装置の摩耗による変化の観察
●ロボットの関節駆動部に搭載し制御に用いる情報の補完
●機器のオーバーロード・異常加速の防止

smartPREDICT AEは取得したデータの平均化やボトムピーク値の算出、または異常検出の基準となる独自のsPR値の計算を行い、可用性の高いオープンソースのインターフェースModbus経由で外部端末と通信するため応用が容易であるほか、加工されていない生データの取得もできるため、ユーザー独自のプログラムを作成して自由に運用することもできます。

この様にsmartPREDICT AEは幅広い用途への応用が期待されており、カスタマイズも可能で多種多様な新規開発プロジェクトへの応用可能性を秘めています。

イリスはiNDTact社の振動センシング技術で新しい技術発展に貢献します。


■iNDTact社製品概要
名称 : smartPREDICT AE(スマートプレディクト・エイイー)
対応アプリケーション: 振動・ジャイロ・温度・AEセンシングによる機器の予防保全
対応インターフェース: Modbus/USB
販売価格 : お問い合わせください。
製品案内 : https://www.illies.com/edp/pdf/Datasheet-smartPREDICT-AE-RS485-USB-engl-V20210511-jap-0818.pdf


■会社概要
商号 : 株式会社イリス
代表 : 代表取締役社長 ハルトムート・パネン
所在地 : 〒141-0021 東京都品川区上大崎3-12-18 イリスビル
創業 : 1859年(安政6年)
事業内容: 産業機器・技術輸出入・販売
URL : http://www.irisu.jp


【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】
株式会社イリス MPIテクノロジー部
E-mail: japan-mpit@illies.de
TEL : 03-3443-4143
情報提供元: @Press