Community Editionは、2016年9月27日に発表したStarter Editionの無料版(Windowsアプリ開発に限定)に代わるもので、視覚的な開発環境で簡単にWindows、macOS、iOS、Androidなどのマルチデバイス開発ができるほか、ローカルデータアクセスなど、有償で提供している「Professional Edition」と同等な機能を利用できます。
Community Editionは、フリーランスの開発者、スタートアップ企業、学生、個人の開発者を対象としており、年間5,000 USドル未満の売上であれば、商用開発にも利用できます。Community Editionは、iOS、Android、Windows、macOS向けネイティブアプリケーションをDelphiまたはC++の単一コードベースから構築できる強力な開発環境を提供します。その環境は、フル機能の統合開発環境(IDE)で、コードエディタ、強力なデバッグツール、主要なデータベースへのアクセス/設計時のライブデータ表示、BluetoothおよびIoT接続サポート、多様なデバイス向けUI構築に対応したビジュアルUIデザイナが搭載されています。
「Delphi / C++Builder Community Editionの発表は、私たちの開発コミュニティの成長に対する重要なマイルストーンとなるでしょう。これから、いままでよりも多くの世界各国の開発者が、モバイルとデスクトップで同じく機能するネイティブアプリを開発できるDelphiやC++Builderのパワーを体験することでしょう。ビジュアル設計による学習の容易さと豊富なコンポーネントの組み合わせたこのツールにより、コミュニティの今後の成長に向けての変革が起きるでしょう。Delphi / C++開発者にとって素晴らしいことです。」