毎年5月18日は、ICOM(国際博物館会議)が定めた「国際博物館の日」です。今年の世界共通テーマ「新次元の博物館のつながりー新たなアプローチ、新たな出会い―」(Hyperconnected museums : New approaches, new publics)。これを記念し、ICOM日本委員会と日本博物館協会が主催し、文部科学省の共催のもと、多くの博物館が参画してさまざまな記念行事が実施されます。その一環として、2019年9月に京都で開催されるICOM京都大会に向けて、海外から第一線の博物館関係者を招き、国際シンポジウム(問い合わせ先:ICOM京都大会準備室)を開催します。
13:40-14:10 基調講演I Terry Simioti Nyambe(ICOM執行役員、ザンビア)
14:10-14:40 基調講演II Jose Alberto Ribeiro(ICOMポルトガル国内委員長)
14:40-15:10 基調講演III Alvin Tan Tze Ee(ICOMシンガポール国内委員長代理)
15:10-15:20 休憩
15:20-15:35 ICOM京都大会準備状況説明
栗原祐司(ICOM京都大会運営委員長、京都国立博物館副館長)
15:35-16:55 パネル・ディスカッション「新次元の博物館のつながり」
<コーディネーター>
本間浩一(慶應義塾大学システムデザイン・
マネジメント研究所研究員)
<パネラー>
佐久間大輔(大阪市立自然史博物館学芸課長代理)
土屋隆英(森美術館企画グループ課長
インターナショナル・プログラム・マネージャー)
鬼頭智美(東京国立博物館広報室長)
16:55-17:00 閉会挨拶 佐々木丞平(ICOM京都大会組織委員長、京都国立博物館長)
【国際シンポジウムの概要】
タイトル:2018 国際博物館の日(International Museum Day)記念シンポジウム
テーマ :新次元の博物館のつながりー新たなアプローチ、新たな出会い―
Hyperconnected museums : New approaches, new publics
日時 :2018年5月19日(土) 13:30~17:00
会場 :大阪歴史博物館4階講堂(大阪市中央区大手前4-1-32)
入場料 :無料(同時通訳付き/当日先着順/定員250名)
主催 :ICOM日本委員会、ICOM京都大会2019組織委員会、日本博物館協会
共催 :文部科学省、ICOMシンガポール国内委員会
後援 :大阪市、大阪市博物館協会、関西博物館連盟、全日本博物館学会、
日本展示学会、日本ミュージアム・マネジメント学会 ほか
■「ICOM(国際博物館会議)」とは
ICOM(International Council of Museums:国際博物館会議)は、ミュージアムの進歩発展を目的とした世界で唯一かつ最大の国際的非政府組織です。1946年に創設され、2016年には世界141か国と地域から37,000人のミュージアム関係者が、加入しています。本部はパリにあり、専門分野別に組織された30の国際委員会を中心に、国際的観点から博物館を取りまくさまざまな課題に取り組んでいます。
■「国際博物館の日」とは
ICOM(国際博物館会議)では5月18日を「国際博物館の日」と定めています。世界中の博物館・美術館が、毎年5月18日前後に記念事業を実施し、市民が博物館に親しんでもらうための活動を行っています。今年度のテーマは“Hyperconnected museums : New approaches, new publics”(新次元の博物館のつながりー新たなアプローチ、新たな出会い―)です。
■「ICOM京都大会2019」とは
世界141の国と地域が参加する「国際博物館会議(ICOM)」の3年に1度の大会が2019年秋、京都市の国立京都国際会館を主会場として開かれます。日本では初開催。大会期間は、2019年9月1日~7日の約1週間。京都大会のテーマは「MUSEUMS AS CULTURAL HUBS : THE FUTURE of TRADITION(文化をつなぐミュージアム―伝統を未来へ―)」。基調講演、パネル・ディスカッションなど全体会議の他に、国際委員会ごとのセッションや、メイン会場から離れたオフサイトミーティング、見学ツアーなどを実施。開催地では、博物館や文化施設、地元行政の協力のもと様々な市民向けイベントも開催されます。