現在を2階を改修中の東海汽船事務所


活動する「空き家改修プロジェクト」メンバー


7月まで2階の解体作業を行った


コーヒー染めワークショップの様子

芝浦工業大学(東京都港区/学長 村上雅人)の学生プロジェクト団体「空き家改修プロジェクト」が、静岡県賀茂郡東伊豆町稲取において、稲取から伊豆大島を結ぶ東海汽船のチケット売り場を2016年度に引き続いて改修しています。2017年2月に1階の事務所跡に待合室と郷土資料室を完成させた後、2017年度は2階をミシンやレーザーカッターなどで作業ができるものづくりスペースとして改修中です。2018年度の竣工を目指し、夏休みを利用して8月14日~8月27日まで長期施工を実施、18日にはワークショップを開催しました。

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現在を2階を改修中の東海汽船事務所



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静岡県東伊豆町稲取の船のチケット売り場にて活動する「空き家改修プロジェクト」。7月まで2階の解体作業を行い、8月の長期施工で塗装や施工に取りかかった





8月18日、昨年度改修を行った東海汽船事務所1階にて、この建物とものづくりを身近に感じて欲しいという目的で地域の子どもたち向けにコーヒー染めワークショップを実施しました。約30名が訪れ、コーヒー染めをはじめ草木染め、凧揚げや竹の水鉄砲などの昔遊びに学生とともに挑戦しました。参加した子どもの1人は、「楽しかった、またここに来たい」と挨拶するなど、最後までものづくりを楽しんだ様子。代表の長谷川由佳さん(建設工学専攻 修士1年)は、「こうしたイベントを通じて、顔見知りも増えて徐々に地域に根付いていることを実感しました。この建物が、ものづくりの場として活用されることを地域に知ってもらう良い機会にもなったと感じます」と話しました。

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■「空き家改修プロジェクト」とは

「空き家改修プロジェクト」は、全国的に増加している空き家問題を背景に、空き家の改修を通じて地域の活性化を目指す学生団体。現在、建築系を専攻する16名から構成され、学生が企画・実行するプロジェクトに大学が資金援助をする芝浦工業大学の取り組み「学生プロジェクト」に2014年度から採択されています。静岡県東伊豆町の空き家を地域のコミュニティスペースに改修しており、現在3軒目を改修中。東伊豆町からも活動を高く評価され、2016年度に引き続き町からの補助金を得て改修を行っています。

情報提供元: @Press