Precision Medicineは、2015年1月、米国のオバマ前大統領が一般教書演説において明らかにした医療施策「Precision Medicine Initiative(プレシジョン・メディシン・イニシアチブ)の登場により、欧米を中心に急速に普及・浸透してきています。ゲノムや分子情報を基に、環境、ライフスタイルといった個人の違いを考慮して、精緻にセグメント化された患者のグループに対し、最適な治療法や予防策を確立するという概念とされています。Precision Medicineは本学会が推進する個別化医療に包含されており、その意図するところは同じです。