テレダイン・レクロイ(日本社名:テレダイン・ジャパン、所在地:東京都府中市、代表取締役:原 直)は、この度、広帯域、多チャンネルのパフォーマンスを発揮するモジュール型のオシロスコープLabMasterが、国立研究開発法人情報通信研究機構(以下、NICT(エヌアイシーティー))による、世界初の標準外径の55モード光ファイバで毎秒1.53ペタビットの大容量伝送の実験に採用されたことを発表しました。

オシロスコープ「LabMaster」
LabMasterは独自のモジュール型式を持ち、ディスプレイと操作パネルを搭載する単一のコントロール・モジュールに最大20個のアクイジション・モジュールを接続して、36GHz帯域で世界最大の80チャンネルのシステムを構成することができます。

さらに、モジュール間のタイミングはハードウェアによって高度に同期することができ、コントロール・モジュールには、80の波形を同時に扱えるサーバークラスの強力なCPUを搭載しています。この独自の構成は、空間分割多重伝送解析の要望に応えるためのものです。

※図中の(8)MIMO処理部にLabMasterの80chシステムが採用されています。

※各アクイジション・モジュールにはコヒーレント受信機が接続され、20本の光入力を有する光変調解析システムが構成されています。20個のアクイジション・モジュールはハブを介してコントロール・モジュールに接続されています。

テレダイン・レクロイのジェネラル・マネージャTyler Coxは、「これまでに組み立てられた中で、最大かつ最も洗練された信号捕捉および測定システムを設計、提供することは、私たちの技術が最高レベルで活かせる意義ある挑戦でした。光ファイバ・データ伝送の限界を押し広げるチームの一員になれたことをNICT様に感謝しています。」と述べています。

(※詳細は公式サイトをご覧ください)
(画像はプレスリリースより)

【参考】
※プレスリリース
https://teledynelecroy.com/japan/news/20230202/default.asp
情報提供元: WomanSmartLife
記事名:「 オシロスコープ「LabMaster」NICTによる世界初の「標準外径55モードの光ファイバで毎秒1.53ペタビットの大容量伝送実験」に採用