「美味い肉、食うかい?」

今回はキャンプ飯の王様「ステーキ」の美味しい作り方を解説。本記事を読めば、誰でも簡単に本格的なステーキを作ることができるようになります。「キャンプでステーキを味わう」という最高の贅沢を体験してみませんか?

ステーキはキャンプ飯の王様!

キャンプ飯は数あれど、 誰もが認めるキャンプ飯の王様は「ステーキ」 ではないでしょうか?焚き火で熱した鉄板で、厚切り肉を豪快に焼き上げる ステーキは五感をフルに刺激します。 肉が焼ける音と香り、美しい肉の断面、口に頬張った時の味わいと歯ごたえ。 大自然の中でステーキを作って食べることは最高の贅沢 なのです。

ステーキに適した肉の選び方

ステーキには2〜3cm程度の厚さの肉を使う のがおすすめ。「ステーキ肉は厚ければ、厚いほどいい!」という声もありますが、 厚すぎると中まで火を通すのがむずかしくなります。 また、 薄すぎるとステーキというより焼肉 に近くなってしまいます。以上のことから 2〜3cm程度の厚さの肉を選べば、初心者でも簡単 にステーキを焼くことができます。

ステーキにおすすめの調味料

キャンプで本格的なステーキを作る時は「アウトドアスパイス」を活用 しましょう。アウトドアスパイスとは、様々なスパイスがブレンドされた万能調味料のことです。塩コショウの上位互換というイメージで、 肉にかけて焼くだけで本格的なステーキを作ることが可能 になります。ここでは 手に入りやすいおすすめのアウトドアスパイスを3つ紹介 するので、ぜひお試しください。

ほりにし

アウトドアスパイスといえば「ほりにし」 というくらい人気の調味料です。 20種類以上のスパイスがブレンド されていて、肉だけではなく魚・野菜などにもマッチ。 アウトドアショップでよく売られている ので、本格的なアウトドアスパイスをお探しなら、ほりにしを使ってみることをおすすめします。

マキシマム

ほりにしと双璧をなす人気のアウトドアスパイスが「マキシマム」 です。マキシマムは「中村食肉」というお肉屋さんから販売されていて、 より肉料理に合うようスパイスがブレンド されています。海外輸入食品を取り扱う カルディ などでも販売しているので買い物ついでに入手が可能です。

クレイジーソルト

アウトドアスパイスの元祖といえば「クレイジーソルト」 使われているスパイスは6種類と他のアウトドアスパイスと比べると少な目ですが、 とにかく味と香りのバランスが良くどんな食材や料理にも合います。スーパーなどでも販売 されていて、アウトドアスパイスの中でも 入手のしやすさはトップクラス です。

ぜひ「焚き火」で調理を!

キャンプでステーキを作る時は、 ぜひ焚き火を使って焼きましょう! 肉にけむりの香りがついて 燻製のような味わいのステーキ になります。焚き火に使う薪は、 サクラやナラなどの広葉樹がおすすめ。 燻製チップにも使われている木材なので、 より風味豊かなステーキになります。

ステーキを焼くのにおすすめの調理器具

ステーキを焼くには鉄板やフライパンがおすすめ。 網などを使って直火で焼くと、肉汁が落ちて旨味が逃げてしまいます。 ステーキは肉の旨味を閉じ込める料理 なので、 旨味が逃げないようにする調理器具が必要 です。

鉄板

キャンプでステーキを作るなら鉄板 は外せません。鉄板を使うと肉に熱を均等に伝えることができます。その結果、 焼きムラがなく中まで火が通ったステーキを作ることができます。

スキレット

ステーキには スキレットもおすすめ です。スキレットは蓄熱性も高いので作ったステーキを熱々のままおいしくいただけます。また、 スキレットで作った料理はとにかくオシャレに見える のもポイント高し。

フライパン

シンプルに フライパンでステーキを焼くのもおすすめ。 焚き火での調理なら鉄のフライパンを使いましょう。家庭用でよくあるアルミ製のフライパンは熱に弱く、焚き火の高火力で使うには向いていません。 鉄フライパンは、しっかり手入れをすれば長く使えるモノも多い です。キャンプをきっかけに鉄フライパンに買い替えるのもよいかもしれません。

簡単で美味しいキャンプでのステーキの作り方

ここからは、 簡単で美味しいキャンプでのステーキの作り方 を解説。必要な材料と道具は以下の通りです。

材料

  • 牛肉
  • アウトドアスパイス
  • 牛脂

道具

  • 焚き火台
  • 鉄板
  • トング
  • フォーク
  • 包丁
  • まな板
  • アルミホイル

下準備や焼き方を少し気を付けるだけでステーキは格段に美味しくなります。 ポイントを厳選して解説するので、誰でも簡単に美味しいステーキを作ることができるでしょう。

常温に戻す

まずは、 肉を常温に戻します。 肉が冷たいと中心まで熱を伝えることがむずかしくなります。結果、生焼けになったり、逆に火を通しすぎてしまう可能性があるのです。均一に火を通すために、 ステーキを作る約30分前にクーラーボックスから肉を取り出し常温に戻しておきましょう。 (気温によって常温に戻すための時間は変化します)

鉄板を加熱する

肉を焼くのに適した鉄板の温度は250℃前後 といわれています。 鉄板からけむりが出始めたころ が250℃の目安です。 鉄板の温度が低いと肉がくっつきやすくなる ので、しっかり鉄板を加熱しましょう。

肉に穴を開けるor筋切りをする

鉄板を温めている間に肉に穴を開けたり、筋を切っていきます。 肉に穴を開けるのは味を染み込みやすくするため です。フォークなどを使うと簡単なのでおすすめ。

筋切りは、肉を焼いた時の反り返りを防ぐため です。肉が反り返ると、均等に熱を通せず焼きムラがでます。ステーキ肉なら 3〜4cm感覚で4〜5か所くらい筋切りをしておく と安心。

これらの処理をすると、焼き上がった肉が段違いに美味しくなります。 手間もかからないので、ぜひ試してみてください!

味付け

焼く直前に片面だけアウトドアスパイスを振りかけます。 片面に味付けをするのは、調理をしやすくするためです。両面に振りかけると最初に焼いた面が鉄板にくっつきやすくなるのでおすすめしません。

肉を焼く

いよいよ肉を焼いていきます。 焼く時に使う油は牛脂やバターを使うと風味豊かになる のでおすすめ。(今回は牛脂を使用)牛脂が半分ほど溶けてきたら、味付けした面を上にして肉を入れます。

ここからは気を抜いてはいけません。 強火なら1~2分程度で火が通るので素早くひっくり返します。

ひっくり返したら、もう1度アウトドアスパイスを振りかけます。 (最初に振りかけた量の半分くらいにすると味のバランスが良くなります)

30秒〜1分ほど焼いたら肉を取り出します。 (予熱で仕上げるので、焼き目を付けるイメージです)

肉を休ませる

焼き上がった肉はアルミホイルに包んで休ませます。 焼いた肉は休ませると、 肉汁が留まりよりジューシーになります。 焼き立てを食べたいところですが、 より美味しいステーキのために5分ほどアルミホイルに包んで肉を休ませましょう!

完成!

断面が美しいミディアムレアに焼き上がりました! 解説した美味しく作るポイントを押さえると、誰でも簡単に本格的なステーキを作れます。今回のレシピをアレンジして自分だけのステーキレシピを考えてもよし! ぜひキャンプでのステーキ作りにチャレンジ してみてください!

キャンプで本格ステーキを味わおう!

今回は、 キャンプでの本格的なステーキの作り方を解説 しました。キャンプでの食事は 普段の生活とは違う体験 を与えてくれます。そして、キャンプ飯の中でも特別な贅沢がステーキです。

「大自然の中でステーキを作って食べる」 という キャンプの醍醐味と最高の贅沢を味わってみませんか?


ささき

余暇プランナー

生粋のソロキャンパー。生まれも育ちも岩手県で、子供のころから自然に囲まれて育ってきました。記事を通して、大自然の魅力を伝えられれば幸いです。趣味は、オートバイツーリング、ソロキャンプ、読書、筋トレ、お酒。また、趣味の筋トレを活かして、パーソナルトレーナーとしても活動しています。

【キャンプの醍醐味!】鉄板と焚き火で作る簡単ステーキレシピ

情報提供元: YOKKA
記事名:「 【キャンプの醍醐味!】鉄板と焚き火で作る簡単ステーキレシピ