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「地震が来たら、どうするの…?」そんな時、子供たちがパニックにならずに命を守るための“魔法の合言葉”があるのをご存知ですか?それが「おかしもち」です。阪神・淡路大震災をきっかけに生まれたこの言葉が、なぜ今も重要なのか?あなたの家族を守るための、5つの鉄則を知ってほしいです!
可愛らしい響きの言葉、「おかしもち」。実は地震や洪水などの災害時に、子供たちの命を守るための非常に重要な5つの行動原則をまとめた言葉なんです。
この合言葉は、1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに、消防庁が子供向けの避難訓練標語として「おかし」(押さない、駆けない/走らない、喋らない)または「おはし」を策定したことに端を発します。その後、「も(戻らない)」が加わり、さらに「ち(近づかない)」が加わって現在の「おかしもち」が推奨されるようになりました。一部の小学校では、「ち」の代わりに「て(低学年優先)」を用いて「おはしもて」を採用しているところもあるようです。
いざというときのため、家庭でも「おかしもち」のルールを共有し、具体的な行動を話し合ってみましょう。例えば、「駆けない」の行動として、揺れたらすぐにテーブルの下に隠れる「ダンゴムシポーズ」を実践してみることもおすすめです。災害はいつ起こるか誰にも分かりません。ぜひ、日頃から防災意識を高めるきっかけとして「おかしもち」を活用してみてくださいね。
写真提供:神戸市