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人間の都合と自然環境の変化により、この30年間で250万頭(約8倍)にまで増えた野生の鹿。この野生の鹿が増え過ぎたことにより、森林・農作物の被害が拡大しているのです。
森林の木々の樹皮を食べ荒らし、畑などの農作物も食べてしまう鹿による被害は、2021年度において約56億円にものぼっており、野生の鹿は害獣として駆除されることになっています。
害獣として駆除される鹿は、ジビエとして重宝される肉以外の部位は有効活用されていません。
しかし、鹿革は軽くて柔らかく感触が良いことから、鞄素材としては希少で高級素材とされています。
エスガレージは貴重な鹿革(ジビエレザー)を余す所なく利用するため、駆除からなめし加工、製品開発から販売までの仕組みを構築する事で、本来の鹿の適正個体数を維持し、自然環境を守りつつ持続可能な社会の実現を目指すとのこと。
そしてこの度、下町の鞄工房である「渡邊鞄」とコラボし、鹿革を使用した鞄を展開することとなったと説明しています。
「希少なジビエレザーを有効活用し、壊れにくい一生ものの鞄を造る」そんな職人魂からはじまった本プロジェクト。
製作を担当する渡邊鞄は、東京お江戸の粋な下町風情を大切にしてきました。そんな渡邊鞄が創業50年という節目を前に、日々、職人として鞄づくりと向き合う中で、その経験と技術をさらに追求し、人生最高の一品を作ってみたいと考えるように。
人生に寄り添い共に歩み続けるために、壊れにくく長く使えて愛着の湧く飽きのこない鞄。そんな奇跡のような一品との出会いを届ける工房でありたい。
私たちは今回、ジビエレザーの有効活用を機に、壊れたら買い替える社会から、良いものを長く使い続ける持続可能な社会へ、自然環境にも配慮した商品の開発を続けていくとコメントしています。
鞄の名前である「sike(シケ)」は、アイヌ語で「荷物を背負う」という意味の言葉。
鞄の中でも最も壊れやすい部位である「ファスナー」を使用せず、耐久性にも気を配って一生使い続けることが出来る鞄を目指したとのこと。
「休日には向いているけどビジネスシーンには合わない」「革のバックパックは女性には重い」という声に耳を傾け、オンオフや男女を問わず、あらゆるシーンで使用可能かつシンプルで飽きのこないデザインを追求。
また、メインパーツ部分に使用される天然の鹿革は、牛革や豚革よりとにかく軽くて柔らかく、使い込むほどに風合いが出てくるため、味わいのある1点ものとして愛着が増すアイテムとなっています。
●バックパック「sike」
商品内容:完成した製品×1点(ボトルホルダー付)
サイズ:高さ39.5cm、幅29.5cm、奥行き15cm
重量:本体1.25kg(ボトルホルダー150g)
カラー:黒一色のみ
素材:天然鹿革、パラシュート生地、アクリルベルト
本製品のサンプルは渡邊鞄の工房・店舗にてご覧いただけます。
住所:東京都足立区千住4丁目12-3
営業時間:月〜土 10時〜18時
URL:https://watanabebags.jp
保護や自然環境の変化など、人間の手によって害獣となってしまい、駆除されている野生の鹿。
色々と考えさせられる部分ではありますが、肉以外の利用がされないというのは非常にもったいなく、資源の無駄だと言えます。
サステナブルな鹿革鞄「sike」は、8月12日〜30日までの期間、Makuakeにて応援販売中です。
プロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/sike/