ハワイとヨガをこよなく愛する三児の母で、フリーランスで仕事をする筆者。これまでイベント企画側から関わり、産後の不調を救ってくれたヨガを深く学びたく、全米ヨガアライアンスRYT200取得を目指してヨガスクールFIRSTSHIPへ通学中です。全米ヨガアライアンスRYT200取得というと、ヨガインストラクターを目指すのかなと思われる方も多いと思いますが、実はそれだけではない魅力があるのです。第3回では、実際にヨガスクールに通ってみて分かってきた知識の活かし方や、同じように通っている生徒の方々が何を目的として通われているのかをレポートします。
そもそもRYT200って…?
ヨガを深く学んでみたいと思われている方は、「RYT200」というワードを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
RYT200(Registered Yoga Teacher 200)は全米ヨガアライアンスが発行している資格。全米ヨガアライアンスが定めた200時間のカリキュラムを、この協会が認定したスクール(RYS: Registrated Yoga School)で修了した方が取得できるものです。
ちなみに、日本ではヨガの国家資格などはなく、資格を取得していなくてもインストラクターとして活動することはできます。しかし、人の体や健康に責任を持って、安全に怪我なく教えていくためには、RYT200に限らず、体系的な勉強や知識が必要と考えられています。
RYT200は日本やアメリカのみならず、世界80ヶ国以上で認められている国際資格です。また、アーサナ(ベーシックからアドバンス、ティーチングまで)に加え、哲学やアーユルヴェーダ、解剖学など、ヨガスクールによって200時間のカリキュラムにも特徴があるため、ご自身が深めたい知識や内容と合ったスクールを選ぶことも大切です。
ヨガスクールに通う動機は?
冒頭にお話しした通り、ヨガスクールに通ってRYT200し取得を目指すと言っても、全員がヨガインストラクターになりたいわけではありません。
もちろんインストラクターになるために、という方も多くいらっしゃいますし、現在インストラクターとして活躍されている方がさらに知識を深るためにということもあります。
しかし通ってみて感じたのは、意外にも「大好きなヨガをもっと深く学びたい」「日常生活で活かせる知識を得たい」など、日々の生活の延長線上にあるヨガや体のこと、アーユルヴェーダなど知恵を学びたいという方が多いということでした。
実際に学んでいる中で、仕事としてでなくても今この瞬間から、今日帰ってからでも活かせそうな知識が身についていく感覚があります。
また、それを深めていく中で「知識や学びを誰かのために活かせないかな…」そんな想いが溢れてインストラクターを志したりするのかな、なんて思ったりしています。
アーユルヴェーダに教わる食生活
FIRSTSHIPの200時間のカリキュラムの中で、私が授業後すぐに日常生活に活かしているのがアーユルヴェーダです。インドの伝承医学であり、ヨガと姉妹科学であるとされています。
アーユルヴェーダでは、まずはセルフケアとして、自身の体質を知るところから始まります。
私たちの体を構成してるヴァータ、ピッタ、カパと呼ばれる生命エネルギーが、季節や時間帯、体調によっても日々変化しているという特性を学びながら、今の自分の状態をしっかりと把握していくのです。
このセルフチェックで感動したのは、体質のみならず自分自身の性質(性格)なども含まれるということ。
特性の違う夫とは、こんなところで補い合っているのかと納得したり、自身や家族の体調の変化も季節が関係していることを理解することで、体質バランスが取れる食材をプラスしたりと日々の食生活に活かせるのが嬉しいポイントです。
アーユルヴェーダの魅力に触れて、ワークショップにも参加しましたが、カリキュラムの内容にもギー(無塩バターから作る精製オイル)の作り方など、具体的な方法まで含まれているのがありがたいなと思うところ。
学んだことをすぐに実践してみることで理解が深まり、日常生活も豊かになっていく喜びを感じています。
ヨガインストラクターを目指しているわけではないけれどヨガをもっと深く学んでみたい、ヨガから派生するさまざまなな知識を体系的に学んでみたい、日常生活にすぐにでも活かせる勉強をしてみたいと感じている方にもご参考になれば嬉しいです。
情報提供元: Tonoel