皆さんは毎日の朝ごはんのメニューをどのように選んでいますか?ごはん、パン、シリアル、時間がないから食べない…など選択はさまざまありますが、自分の“体質”に沿った視点で選ぶことができたら、朝から心身ともよりエネルギーチャージができますよね。この記事では、アーユルヴェーダのドーシャごとの朝食メニューに注目。それぞれの体質に適した食事のポイントについて一緒にみていきましょう。
おさらい “ドーシャ”とは?
アーユルヴェーダでは、この宇宙にあるすべての物質は「空・風・火・水・土」の五大元素からなり、その元素をもとにした「ドーシャ」という3つの生命エネルギーが、すべての物質の基本組織であると考えています。
3つのドーシャとは、ヴァータ・ピッタ・カパです。各ドーシャごとに適した行動や食事、習慣などがあり、それに合わせたライフスタイルを心がけることで心身の健康に繋がるとされています。
ドーシャ別朝食のポイント&おすすめ朝食レシピ
ヴァータ・ピッタ・カパそれぞれの朝食のポイントとレシピ例をご紹介します。
<1>ヴァータ体質
冷性・乾燥性を持つヴァータ体質。他の性質に比べて消化力が弱いため、冷たいものや乾燥したものを避け、温かいもの、水分や油分が多く重いものを取り入れることがポイントです。年間を通して内側からの乾燥防止のため、オイルを積極的に使いましょう。
★ヴァータ体質にオススメ朝食レシピ:グリル野菜とチーズのホットサラダ
ヴァータに適した酸味・甘味・スパイス・オイル・乳製品を取り入れた野菜のグリルサラダ。野菜は季節に合わせてお好みのもので作ってみましょう。
-材料-
1) じゃがいも 1/2個
2) エリンギ 2本
3) ミニトマト 6個
4) かぼちゃ 1/4個
5) モッツアレラチーズ お好きな分
ードレッシングー
1) オリーブオイル 大さじ3
2) 酢 大さじ1
3) ハチミツ 小さじ1
4) 塩 小さじ1/2
5) おろしニンニク 小さじ1/2
6) ブラックペッパー 少々
ー作り方ー
1) 野菜をお好みの大きさにカットし、一度ドレッシングにからめたら、耐熱皿に入れてグリルで15分ほど焼きます。
2) 焼きあがったらモッツアレラチーズを入れ、お好みでオリーブオイルを回しかけて完成。
<2>ピッタ体質
火の性質を持つピッタの方は、刺激や酸味が少なく、体をクールダウンさせる食事を心がけたいもの。熱性のある食材や塩分過多を避け、野菜を中心としたナチュラルなメニュー構成がおすすめです。なお、空腹状態はピッタを増大させてしまうため、お腹を空かせすぎないように注意しましょう。
★ピッタ体質にオススメ朝食レシピ:野菜とフルーツのサラダ
体を冷やす食材(レタス・キュウリ・トマト)と、甘味を積極的に取り入れたいピッタにおすすめの簡単レシピ。軽い性質のココナッツオイルで更にフルーティーに。よく冷やした状態でいただきましょう。
ー材料ー
1) レタス 2枚
2) キュウリ 1/2本
3) トマト 1個
4) リンゴ 1/2個
5) キウイフルーツ 1個
6) ココナッツオイル 大さじ2
7) 塩 適量
ー作り方ー
1) レタスは適当な大きさにちぎり、野菜とフルーツは食べやすいお好みの大きさにカットします。
2) ボウルにすべての材料を入れて軽く混ぜ合わせたら完成です。
<3>カパ体質
地や水が表すように重い性質が強いカパの方。朝もなかなか眠気が取れず食欲が湧かないこともあるため、軽めで温性の朝食を選ぶのがポイント。食欲のない時は無理して食べなくても良いとされています。油分や糖分は少なめに、ショウガなどのスパイスを取り入れて体を活発にさせましょう。
★カパ体質にオススメ朝食レシピ:豆と野菜のジンジャースープ
カパ体質の方に適した、スパイスとたっぷりの野菜を使った温製スープ。食欲のない時にもオススメです。
ー材料ー
1) ひよこ豆(ドライパック) 1缶
2) 玉ねぎ 1/2個
3) ブロッコリー 1/4個
4) じゃがいも 1個
5) にんにくのみじん切り 1/2片分
6) しょうが 2~3かけ
7) コンソメ 大さじ1
8) 水 1/2カップ
9) 塩、こしょう 適量
ー作り方ー
1) 玉ねぎ、じゃがいもは1cm角に、ブロッコリーは適度な大きさにカット。
2) 鍋にオリーブ油、にんにくを入れて炒め、香りが出たらカットした野菜を加えて炒め合わせたら、さらにひよこ豆、水とコンソメを加え、ふたをして10分ほど煮ます。
3) 最後に塩、こしょうで味を整えて完成。
ドーシャに合った食事のポイントを押さえることは、心身をより理想のバランスに近づけるチャンスです。明日の朝は、自分のドーシャタイプを意識した朝食作りに挑戦してみませんか?
情報提供元: Tonoel