ジメジメと湿気の多い梅雨の時期。毎日の洗濯物も仕方なく部屋干しになる機会が増えますが、どうしても気になってしまうのが臭いや雑菌の繁殖ではないでしょうか。そんな時、ぜひおすすめしたいのが手作りの「アロマ柔軟剤」です。天然のアロマオイルに含まれる脱臭・除菌作用を活用しながら、香りでお部屋の空気もリフレッシュ。今回は、そんなアロマ柔軟剤の作り方を、おすすめのアロマとともにご紹介します。
アロマ柔軟剤のメリット
植物由来のアロマオイルには抗菌作用や抗真菌作用といった菌類の働きを抑制する作用があり、古くから伝染病の予防などさまざまな場面で活用されてきました。高い効力を持つ一方で、天然成分のため体にも優しく作用し、安全に使えるのが嬉しいポイントです。
柔軟剤として活用すれば、好きな香りを楽しめるほか、雑菌の繁殖を防ぎ、洗濯物の気になる臭いも抑えてくれます。癒しだけでなく優れた抗菌力をもつアロマは、梅雨の時期も有効活用したいものです。
おすすめのアロマオイル
アロマ柔軟剤におすすめのアロマをご紹介します。香りの良さだけでなく、どれも高い殺菌・抗菌力をもつアロマです。
ラベンダー
癒しのイメージが強いラベンダーは抗菌・殺菌作用にも優れています。フローラルでさわやかな香りは万人受けするため柔軟剤にも取り入れやすいのが魅力です。
ティーツリー
強い殺菌力と抗ウイルス、免疫促進作用があり、スッキリとした清潔感のある香りが特長。原産地オーストラリアの先住民・アボリジニの間で古くから薬用として珍重されてきました。
ローズウッド
樹木系の香りで落ち着きがありながら華やかさも兼ね備えたローズウッド。殺菌消毒作用のほかデオドラント効果が高いのが特長です。
ユーカリ
殺菌作用が高く、風邪などの抗ウイルス対策や、気管支のケアとしても用いられます。スッキリと爽快な中にほんのり甘さが漂う香りで気持ちをリフレッシュしてくれます。
※アロマオイルを選ぶ際は、服への着色を防ぐため「色が付いていないもの」をチョイスしましょう。特に柑橘系や樹脂系オイルには色が付いているものがあるため注意したいところです。
お好みのアロマを使って柔軟剤を作ろう
それではアロマ柔軟剤の作り方を実際にみていきましょう。アロマオイル以外は薬局などで手軽に購入できるものばかり。また作り方もシンプルなのが魅力です。
-材料&作り方-
1) お好みのアロマオイル 8~10滴
2) グリセリン 大さじ1
3) クエン酸 大さじ1
4) 水 80ml
5) 空瓶(今回は100mlのもの)
瓶にグリセリン、アロマオイル、クエン酸を加え馴染ませた後、水を加えます。最後によく混ぜたら完成です。
★使用の際のポイント
一回で使用する分量は、大さじ1~1.5杯ほどを目途に、2週間程度で使い切るように心がけましょう。香りが弱くなったのを感じたら、数滴アロマオイルを追加して都度使用するとフレッシュな香りを楽しめます。
アロマを上手に取り入れることで梅雨のお洗濯もきっと楽しくなるはず。衛生面でも効果を発揮する手作りのアロマ柔軟剤、ぜひ日常の中に取り入れてみてくださいね。
情報提供元: Tonoel