空はどんより、雨が降り続く梅雨の時期。外を見て「出掛けたいのに…」と憂鬱な気分になりがちですが、雨の日だからこそ楽しめる過ごし方もありますよね。今回は、雨音に秘められた癒し効果と、雨の日におすすめの“アロマメディテーション”についてご紹介します。
雨音の癒し効果とは
しとしとと降り続ける雨の音を聴いていると、気持ちが落ち着いたり自然と眠くなったりすることがありますよね。雨音には自然界にあふれる「1/fゆらぎ」というリズムがあり、私たちの心に癒しの効果をもたらすといわれています。雨が降っている時は“心を静かに休める日”としてゆったりと雨の音に耳を傾けてみましょう。
雨の日におすすめ「アロマメディテーション」
窓の外を見て憂鬱な気分になりがちな梅雨ですが、雨の日だからこそ楽しめる過ごし方を考えてみませんか?今回はアロマを使った瞑想をご紹介します。
・瞑想の効果を高めるアロマ
太古の昔から、瞑想と香りには深い関係があり、エジプトやインドなど多くの文明で瞑想の儀式にアロマが用いられてきました。瞑想中にアロマを使用することで香りの成分が脳に作用し、心身ともにリラックス状態になることで”無”の領域に達しやすいといわれています。アロマが瞑想の効果をより高めてくれるというわけです。
瞑想におすすめのアロマ
ここで瞑想に最適といわれるアロマをいくつかご紹介します。大切なのは、自分が直感で「良い!」と思ったものを使用すること。お気に入りの香りで居心地の良い空間作りを行いましょう。
・サンダルウッド
インドで古来より瞑想に使用されてきた精油。瞑想の妨げになる、雑念や邪気を取り払い集中力を高めると言われています。
・ジャスミン
ロマンチックで独特の甘い香りが不安感を取り除き、心に安定と自信をもたらします。冷えの改善やホルモンバランスを調整する作用も。
・ジュニパー
爽やかで清潔感のあるウッディ調の香り。古代エジプトなどで古くから邪気を払うことを目的として用いられてきました。瞑想前に部屋を浄化するのによく活用されています。
・フランキンセンス
古くから最も多く瞑想の儀式に使われてきた香りの一つで、深くゆっくりした呼吸を促し、スムースに瞑想状態に入ることを助けます。“洗い流す”作用があると言われ、心にある負の感情を解き放ちたい時に適するとされています。
・ローズウッド
ウッディー系の落ち着きの中にほのかに甘さを感じる香り。心を鎮静させ、第七(クラウン)チャクラを開く効果があるとされています。心を癒し、穏やかに元気を取り戻してくれるアロマです。
・ネロリ
フローラルとシトラスが混ざり、ほのかに苦みを感じる香り。心を鎮静させ、溜まっていた感情を解放させます。部屋の浄化にも最適。
アロマメディテーションのやり方
では実際に、アロマを使った瞑想の手順をみていきましょう。
1.アロマを焚いて空間を浄化
始める前に部屋を整理し心地よく瞑想できる空間を整えたら、ディフューザーやライトなどに精油を垂らし香りを焚きます(アロマグッズがなければ、お湯を張った陶器に精油を数滴垂らします)。
2.瞑想に入る準備
瞑想をする準備を整えます。床にヨガマットやタオルケットなどを敷き、その上であぐらをかくか楽な姿勢で座りましょう(椅子に座ってもOK)。背筋を伸ばし、静かに目を閉じます。顔の力や口元もゆるめリラックスした状態で。
3.目を閉じ呼吸に意識を向ける
アロマの香りが満ちてくるのを感じながら、呼吸に意識を向けていきます。息は鼻からゆっくりと吸い、心の中の雑念を一緒に吐き出すように細く長く鼻から吐きます。呼吸に意識を向け、心が落ち着きを取り戻すまで繰り返し続けます。
4.「今ここ」に集中する
五感を研ぎ澄ませ、事象や心身の状態を注意深く観察しながら「今、ここ」という瞬間に集中します。外の雨音に耳を傾け、アロマの香りを感じてみるのも◎。今ここに集中することで頭の中が空っぽになり、過去や未来ではなく今大切なものに“気付く力”を養うことができます。
10分~15分程度瞑想を続けたらゆっくりと目を開け、心がすっきりと冴え渡っているのを感じましょう。
雨の降る日はアロマの香りに包まれた心地よい空間で、静かな雨音に耳を傾けながら瞑想の時間を持ちませんか。
情報提供元: Tonoel