- 週間ランキング
気温や気圧など天候のめまぐるしい変化や、新年度のスタートに伴う環境変化などが起きるこの時期は、ストレスが重なり、血管の膨張と収縮が繰り返されることで“春頭痛”が起こりやすいといわれています。その中でも多くの女性が悩まされるのが「片頭痛」。もしかして私も春頭痛かも…と思ったあなたに、痛みの対処法と予防策をご紹介します。
寒暖差や気圧の変化が大きくなる春に頻繁に引き起こされるといわれるのが「片頭痛」。主に、こめかみから目のあたりが脈拍に合わせるようにズキンズキンと痛み、吐き気や嘔吐、下痢などを伴う場合もあります。特に20代後半から30代女性に多く、5人に1人は片頭痛持ちともいわれています。
春に片頭痛が起こりやすい理由として主に次の原因が挙げられます。
ビタミンB2やマグネシウムには代謝を高めたり、血流を促進したりする作用があり片頭痛予防に効果的とされています。
★ビタミンB2を多く含む食材:牛肉、豚肉(特にレバー)やうなぎ・卵黄・アーモンドなど
★マグネシウムを多く含む食材:玄米・納豆・ひじき・ホウレン草・ごまなど
ハーブにも頭痛に効果的に作用するといわれる種類があります。
★フィーバーフュー
日本では「ナツシロギク」と呼ばれる白く可憐な花。fever(熱)をfew(少ない)状態にするという名前の由来通り、熱や炎症を鎮静化する作用があり、ギリシャなどでは古くから頭痛や熱の緩和に重宝されてきたハーブです。
★カモミール
鎮静作用とともにリラックス効果が高いハーブ。ストレスや不安、不眠にも効果があるため、寝る前に飲むとぐっすりと深い眠りにつけます。
頭痛や眼精疲労、不眠の解消に効果的なポーズ。背中を反らせて胸を開くため、呼吸の通りも良くなります。
1) 仰向けになり、足を揃えて真っすぐ伸ばします。
2) 両手の平をマットに向け、そのままお尻の下にしまい込みます。
3) 息を吸いながら背中側で肩甲骨を近づけながら胸を開いていき、頭頂が床につくように首をずらしていきます。
4) そのままゆっくりと深い呼吸を5~10回続けます。
5) 吐く息で体を下ろし、頭を床へ戻します。
※首や肩に痛みを持っている方は、首の後ろにたたんだブランケットやクッションを置くのも効果的。痛みや違和感のある時は無理に行わないようにしましょう。正座の姿勢から頭頂部を床につけて両腕を上げたポーズ。頭頂部のツボ「百会(ひゃくえ)」を刺激して血流を促進し、頭痛や肩こり、眼精疲労などに効果をもたらします。
1) 正座の状態から額を床につけ、両手を腰の後ろで組みます。
2) 息をゆっくり吐きながら頭頂を少しずつ床につけ、そのままお尻を持ち上げていきます。
3) 腰が膝の上にくるようにし、脚全体で床を押して下半身を安定させます。
4) 息を吸いながら、組んだ腕を天井方向へ伸ばします。
5) 深い呼吸を5~10回ほど繰り返しながら、頭頂部の刺激や腕・背中の伸びを感じていきましょう。
6) 息を吐きながら腰を下ろして腕をほどき、チャイルドポーズでお休みします。
※首周りに負担がかかりやすいため、頭頂部を床につけたら顔を左右に動かさないように注意しましょう。体をリラックスさせるためにも眠る前には欠かせない入浴。副交感神経を優位にするためには、熱いお湯よりも38~40℃のぬるめのお湯に20~30分ほど入浴するのが効果的です。
好きな入浴剤を入れて香りも楽しめれば、よりリラックス効果も高まります。睡眠の1~2時間前までに入浴を済ますことで体内の深部体温がゆっくりと低下し、リラックスした状態で自然と眠りに誘われます。
インドの伝承医学アーユルヴェーダでは、鼻の健康は脳と直接つながりがあり、鼻の調子が良くないと脳の働きも比例して悪くなるとされています。鼻うがいは、乾燥やつらい鼻トラブルに効くだけでなく、心身をリラックスさせ、頭痛を改善する効果も。
アロマオイルを用いたマッサージも効果的。オイルを数滴手のひらに取り、こめかみから額の方までゆっくりと擦り込むようにマッサージしましょう。
目を閉じ、息を吐きながら行うことでよりリラックスとリフレッシュ効果が高まります。クーリング作用のあるペパーミント、リラックス効果の高いラベンダーがおすすめ。