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完全な絶食ではなく、適切な栄養摂取をしながら体の機能改善を目的に行う「ファスティング」。皆さん実践されたことはありますか?人によっては短期間でのダイエット効果や体質改善を実感できることもあり高い人気がある一方で、数日間食べ物を控えるため脂肪だけでなく筋肉量まで一緒に落ちてしまったり、便秘やリバウンドしやすかったりする側面があるといいます。
今回はそのようなデメリットをカバーする「ヨーグルトファスティング」についてご紹介します。
ヨーグルトファスティングとは、ヨーグルトと野菜や果物のスムージーを食事に置き換えて摂取することで、普段働き続けている消化器官を休ませながら体質改善を図る方法です。実際にどのようなメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
今はさまざまな種類のヨーグルトが売られているので、選び方も一工夫したいところ。基本的にフルーツやグラノーラなどが入っていない無糖のプレーンタイプをベースにし、そのうえで重視したいのは、たんぱく質量と乳酸菌などの微生物が含まれている量。
筋肉量維持には、通常のヨーグルトよりもたんぱく質がより多く含まれる「ギリシャヨーグルト」を、腸内環境改善を重視したい時は、乳酸菌やビフィズス菌などが豊富な「プロバイオティクスヨーグルト」を選びましょう。カロリーをより抑えたい場合は脂肪0のタイプを選ぶのも◎。
やり方は簡単。普段の食事をヨーグルト+スムージーに置きかえて、それを4日間続けるだけです。
1) プレーンヨーグルト
2) 野菜や果物のスムージー(市販のものでもOK)
1) ヨーグルト100~200gと野菜や果物のスムージー200~300gを1食分として、朝・昼・夜の3回、食事の代わりに4日間摂取します。
1) お腹が空いたら、間食でヨーグルトを食べてもOK。
2) ヨーグルトに甘みが欲しい場合は、乳酸菌やビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖やはちみつを少し加えることで飽きずに食べられます。
3) ヨーグルトをそのまま電子レンジで約30秒ほんのり温めて食べる「ホットヨーグルト」にするのも、満足感や栄養吸収率がアップするのでおすすめ。
4) ファスティング直後は脂っこい食事は避け、おかゆやうどんなど胃腸に優しいものから口にし、徐々に通常の食事に戻していきましょう。
1) 妊娠・授乳中、病気療養中の方や、生理前・生理中、風邪をひいている時、疲労が溜まっている時は行わないようにしましょう。
2) ファスティングの期間はアルコール摂取やランニングなどの激しい運動はNGです。
3) ファスティング中は水分をこまめに摂りましょう。満腹感を得られやすく、血流促進作用のある無糖の炭酸水がおすすめです。
今回ヨーグルトファスティングに初めて挑戦した筆者が驚いたのは、通常のファスティングと比較してあまり空腹感が感じられないうえ、期間中も便通があったため心身ともストレスフリーの状態でいられたこと。日を追うごとに体の内側から軽やかさを感じられました。