「ヨガってなんとなく良さそう」と思っている人は多いですよね。では、なぜ良いのでしょうか? そもそもヨガって何なのでしょうか? ヨガは約5000年前にインドで生まれたと言われています。5000年もの間、消えることなく受け継がれてきたということは、美容や健康だけではない、大きな効果がありそうです。実は、ヨガの究極の目的は幸せになること。ヨガの本質的な効果を知り実践することで、幸せな自分を手に入れることができるのです。


ヨガは幸せになるための究極のシステム

あなたは「ヨガ」にどういうイメージを持っていますか?
ダイエットのためのエクササイズ、リラックスするための呼吸法、健康的な食事、集中力を高めるための瞑想。全て正解です。それらを全て含んでいて、体と心を健康に保ち、幸せになるためのシステムがヨガなのです。
「ヨガ」という言葉には「結びつける」という意味があります。ヨガの発祥の地であるインドの古い言葉で、くびき(家畜をつなぐ農具)を語源としています。
結びつけなければならないということは、バラバラになるものがあるということ。では、いったいヨガは何と何を結びつけているのでしょうか?

自分自身を繋ぎ合せることがヨガ

ヨガは自分自身を結びつけます。ヨガの教えの中では、私たち人間を馬車のユニットに例えていて、それがヨガをわかりやすく表現しているといわれています。
・馬車本体⇒体

・馬⇒五感(視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚)

・手綱⇒心

・運転手⇒知性

・馬車の持ち主⇒本当の自分
そして、この馬車が走っている道が人生。馬車の持ち主である本当の自分は、本来は幸せな存在。でも馬車の各パートがボロボロに痛んでいたり、それぞれがバラバラになってしまっていたら……。
馬車は持ち主を乗せて、道を快適に走っていくことができません。スムーズに馬車を走らせるには、各パートをメンテナンスして、繋いでおくことが必要。体の不調、心のモヤモヤ、本当は直したいのに繰り返してしまうネガティブな癖。
誰にでもあることですが、それは私たちの各パートが痛んでしまったり、バラバラになっていることで、本来の幸せな自分を認識できない状態なのです。だからヨガでメンテナンスし、それらを繋ぎ合わせていくことが大事なのです。

幸せとは本当の自分を取り戻すこと

では、ヨガによるメンテナンスには、どのようなものがあるのでしょうか。
アーサナと呼ばれるヨガのポーズで、凝り固まった体を緩め、強化する。呼吸法で自律神経のバランスをとり、内臓の働きを整える。規則正しい生活をし、体質に合った食事をすることで、五感の健全さを育む。
瞑想することで揺れ動きがちな心を安定させていく。ヨガをすることで、各パートが整い、しっかりと結びつき合うことで、本当の幸せな自分とのギャップもなくなっていきます。
幸せになるということは、違う誰かになることではなく、今の自分との繋がりを深めていくこと。体、心を整え本来の豊かな自分を取り戻すのが、すなわちヨガなのです。

情報提供元: Tonoel
記事名:「 本当の幸せが手に入る!自分の中のつながりを強めるヨガの効果