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アイスのようでありながら、室温でも液状になりにくい『SFとけないアイス風デザート』をご紹介しよう。ひんやりなめらかな食感が続くので、食事がゆっくりな方でも食べやすい。これから暑くなりアイスが食べたくなる季節、医療や介護の現場をはじめとして、保育園や小学校の施設給食にもおすすめだ。
ヤヨイサンフーズ(東京都)は、多様化する食のニーズに柔軟に対応する業務用冷凍食品メーカー。おいしさや食べやすさに配慮した「やわらか食 SOFLI(ソフリ)」も手がけている。食べる人だけでなく、調理をする人、お世話をする人にもやさしい食べやすさ、そして作りやすさを追求。肉・魚ムースから野菜、デザートまで様々な商品を展開している。
今回ご紹介するのは、ソフリのデザートシリーズ『SF とけないアイス風デザート』(全4種・35g×10個入り・通販サイト販売価格 税込805円・発売中)。
室温でも液状になりにくく、なめらかな食感を維持するデザート。
アイスクリームは溶けやすいので、医療や介護施設、保育園や小学校などの集団の人々を対象とする施設では提供が難しかったが、本商品は冷凍庫から取り出して室温(20℃程度)でも1~2時間は溶けることがない。
様々な事情で食事に時間がかかる人でも、ゆっくりと味わいながら楽しむことができる。
アイス風デザートということで冷凍商品、名称としては「ムース」に該当する。冷凍庫から取り出したばかりでも、一般的なアイスほどカチカチという状態ではないが、力の弱い人にとってはややスプーンが入りにくい硬さではある。常温に5分程度置いておけば柔らかくなるのですくいやすい。
画像は冷凍庫から出して15分以上経過した状態のもの(室温は約22℃)。この時点でも液状に溶けることはなく、ひんやり感をキープ。取り出した時からなめらかな状態にしておきたければ、冷凍庫から冷蔵庫(10℃)に移し、120分程度を目安に解凍しておくのもおすすめだ。
ひんやりなめらかな口どけ。濃厚でクリーミーなバニラのおいしさと、心地良いひんやり感が口の中に広がる。オーソドックスなバニラ風味は、ゼリーやフルーツ、パンケーキなど他のデザートにも合わせやすい。
クーベルチュールチョコレートを使用しており、スイートでちょっぴりビター。濃厚なチョコレート感で、後味にカカオのほろ苦さを感じる。
牛乳・生クリームを使用したベースに、いちごの果肉と果汁を加えている。優しいピンク色が可愛らしく、苺の甘酸っぱさとミルキーなコクがおいしい。
静岡県産の抹茶を使用。茶葉の爽やかな苦みも感じられ、香り高い。
介護シーンだけでなく、保育園や幼稚園など小さな子ども達も食べやすい。食欲がない時のカロリー補給にもおすすめ。1個あたり35gという分量は、食後にちょっとだけデザートを楽しみたい時にもぴったりなサイズ感。
時間が経つごとにひんやり感はなくなっていき、ホイップクリームのようなほわっとやわらかな状態になっていく。アイスクリームのようなひんやり感と食感を楽しみたい場合は冷たいうちに食べるのがおすすめ。どのフレーバーも濃厚な甘さがあり、満足感の高いデザートだった。
主に業務用商品として病院や介護施設で使用される商品ではあるが、公式オンラインショップでは個人での購入も可能。『SF とけないアイス風デザート』はやわらか食ショップで発売中。