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私たちの食生活に根ざす「ソース」という存在が、オリバーソースの手によって進化を遂げた。100年間に亘るソースの研究と開発で生み出された答えは、長期間の「熟成」によってたどり着いた2つの味。今までのソースの概念を覆す『The Answer』を味わってみた!
オリバーソース(兵庫県)は、ソースを中心に調味料を製造する会社。「ソースといえばオリバー」と言われるほど、誰もが知るところではないだろうか。そんな同社は、今年、創業100周年を迎える。オリバーソースが100年目の答えとして出した、集大成ともいえる『The Answer』(2本セット・希望小売価格 税込3,400円・数量限定販売)をご紹介しよう。
ソースの風味に大きく影響を与えるのが「香辛料」。12種類のスパイスを酢に漬けて、なんと10年間「熟成」させたという「エイジドスパイスビネガー」がついに完成。その未知の素晴らしい原料が2つのソースに入っているのだ。そして、それぞれのコンセプトにより、全く違った風味に仕上がっている。
それでは、さっそく開けてみよう。
一見、何が入ってるんだろうと期待感を高める外観。
高級フレグランスを思わせるようなビジュアルに気分も上がる。
真ん中の黒い巾着の中には、オリバーソースの豆辞典と、かつて業務用の一升瓶に使用されたという王冠が入っていた。ノスタルジックに浸れて、何ともうれしいプレゼントだ。
オリバーソースの所在地である神戸産のトマトをはじめ、シンプルな素材にスパイスが香る「1923」は、クラシカルな逸品。
開栓すると、安定感ある香りの奥にオリエンタルな芳香が漂う。
まずはそのままなめてみた。幼い頃から知っている、甘くて懐かしい味。そう感じた後に、深みのある酸味、熟成されたスパイシーさが口の中にほとばしり、リッチな風味が際立ってくる。
次は、さらにソースの美味しさを知るために、トマトにかけて食べてみよう。
トマトにかけると、ソースの甘さがトマト本来の甘みと相まって極上の美味しさ。
甘&酸、次にスパイシーという連携が素晴らしく、これは他の野菜にもどんどんかけてみたくなる。コロッケやフライにかければ、それだけで絶品になることは間違いない。
こちらもスパイスの香は際立つが、よりフルーティー。
とんかつソースだけあって、しっかり甘くて濃い。その甘さの先には、心地よく強い酸味もあり、またそこには旨みもある。そして、最後にスパイスの爽快感が残る。
シャインマスカットの果汁がブレンドされているそうで、後口に爽やかさを感じる。フレッシュな果汁とスパイスの組み合わせは、まさに新しい味わい。ワインとともに楽しんでみたくなるソースだ。
トマトにかければトマト本来の味が引き出される上にソースのコクでさらなる美味しさ。特に種の部分にソースがかかると、凝縮された旨みがこの上なく感じられて至福の味。
芳醇な旨みを堪能した後に、スパイシーでありながらまろやかな風味が鼻から抜ける余韻が楽しめる。ソースそのものが主役級だ。
この美味しさは、とんかつはもちろん、淡白な素材にかけるだけでも一つの料理が完成しそう。記者は、ぜひこのソースで絶品カツサンドを作ってみたいと思った。
クラシカルな味わいが特徴のウスターソース「1923」と、未来のソースを定義したとんかつソース「2023→」。どちらもスパイスが見事に調和して、違った方向で美味しさが表現された2つのソースには新鮮な驚きを感じた。100年間の集大成をぜひ味わってみてほしい。
未知の美味しさが体験できる『The Answer』は、オリバーソース公式ネット通販サイトにて数量限定で発売中。