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今回の心理テストでは「あなたが抱えがちな矛盾」がテーマ。
あなたは1冊の本を開いたとき、そこに描かれているイメージから、自分自身を反映しているものを無意識のうちに選びます。
どのイメージに心惹かれるか、それにはどんな心理的意味があるのでしょうか。さあ、深層心理の旅に出発しましょう!
あなたは1冊の本を開きます。その中に描かれているのは?
A. 閉ざされた扉
B. 暗闇の中の灯台
C. 荒れ地を進む旅人
D. 果てしなく広がる海
閉ざされた扉を選んだあなたは、自分の感情を他人に見せることを極端に避け、心の中に秘めてしまう傾向があります。
これは、自己の感情をコントロールしようとする強い意志の現れですが、同時に、自分の真の感情を理解してもらえない孤独感に苦しんでいることも示しています。
例えば、友人との深刻な議論中に、自分の本当の意見を述べることで友情が壊れるのではないかという恐れから、自分の感情を抑え、相手に同意するふりをします。この葛藤は、「自己表現の欲求」と「関係性を維持したいという願望」との間で生じます。
また、上司に不当な扱いを受けた際、正当な反論をすることで職場での立場が悪くなるのではないかと懸念し、不満を内に抱え込んでしまうことがあります。ここでの葛藤は、「自己尊重の必要性」と「職場での安定した立場を保ちたい」という願望の間で発生します。
自分の感情に正直になり、適切な方法で表現できるようになることは、あなたにとって重要なステップです。溜め込みすぎが良くないことはもちろんですが、もっと怖いのは、感情が臨界点を越えた時、思いっきり爆発してしまうことなのです。
暗闇の中の灯台を選んだあなたは、どんな困難な状況にあっても希望の光を見失わない強い心を持っています。
しかし、その強さが時には現実とのギャップを生み出し、内心では達成不可能な夢にしがみつく葛藤を抱えています。
たとえば、恋愛では、明らかに相性の悪い相手に何度も振り向いてもらおうと努力を重ねることがあります。この場合の葛藤は、「相手に振り向いてもらいたい」という強い希望と、「実際にはうまくいかないだろう」という現実の認識の間で生じています。
また、仕事においては、たとえば、プロジェクトをどうしても成功させたいあまりに、働きすぎは健康を害すると重々承知していても、ゆっくり休むことをなかなか受け入れられない、というようなことが起こり得ます。
現実を直視し、自分自身にとって何が最も大切なのかを見極めることはとても大事です。そして、内心に描いている理想は今の現実の延長線上にあるものなのか、本当に自分を幸せにしてくれるものかどうか、的確に判断する勇気が必要です。
荒れ地を進む旅人を選んだあなたは、目標に向かって進む途中で立ちはだかる困難や誘惑に躊躇し、遠回りをしてしまう傾向があります。
この躊躇は、成功への強い願望と、失敗への恐れの間での葛藤を表しています。
たとえば、キャリアアップのチャンスが巡ってきたとき、せっかく待ち望んでいた機会なのに、いざ直面すると、そのポジションが自分には荷が重すぎると感じ、準備がまだ足りないと考えてしまうかもしれません。この場合の葛藤は、「キャリアアップを実現したい」という願望と、「失敗したらどうしよう」という恐れの間で生じます。
また、恋愛で言えば、好意を寄せる人にアプローチする機会があるにも関わらず、相手に拒否されるかもしれないという不安から、その一歩を踏み出せないことがあります。ここでの葛藤は、「相手と親しくなりたい」という欲求と、「拒絶されることへの恐れ」との間で発生します。
もし、これらの葛藤を乗り越え、自分自身の限界を振り切って挑戦する勇気が持てるようになれば、あなたは大きく飛躍し、成長することでしょう。
果てしなく広がる海を選んだあなたは、無限の可能性と自由を求める魂を持っています。
しかし、社会の規範や自分自身の限界に直面すると、その理想と現実の間で葛藤を感じることがあります。
たとえば、ダイエットを成功させたいと強く願いながらも、美味しいスイーツを前にしてその誘惑に勝てずに食べてしまう場合があります。「健康で理想的な体型を手に入れたい」という願いと、「今、目の前にあるこの甘い誘惑に負けてしまいたい」という即時の快楽の欲求の間で葛藤が生じるのです。
また、長時間労働が続く日々の中で健康的な生活を心がけようとしながらも、疲れて帰宅した後の短い自由時間でのリラックスを優先し、なかなかエクササイズが続かない、というようなこともあるでしょう。
理想と現実の間での葛藤を理解し、小さな一歩を踏み出すことの重要性を見つけることが、バランスを見つける鍵となります。
ライター : 真宮吉丸
インテリの雑学オタク。東京大学文学部卒。大学では言語について学び、卒業後自学にて心理学を修める。現在は心理学に関連するコンテンツのライターとして活動中。
編集 : シンリ編集部