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展示会開催初日には「いぬとねこ シニアのそなえプロジェクト」プロジェクトアンバサダーを務める寺田心さんが特別ゲストとして登場。ペットラインがオリジナルで制作した絵本『シニアのそなえものがたり』の贈呈式が行われ、会場に来場した児童2名に、寺田さんとペットラインの小沼社長から絵本を手渡ししました。
寺田さんは「小さい頃からシニア期について学んでいくのは大切なことだと思います」と語り、犬や猫のシニア期を考える重要性を強調しました。また、自身の経験を交え「僕が小さい頃は、動物の保護についてばかり考えていましたが、保護したあとのことも大切だと感じるようになりました」とコメント。このようなメッセージは、来場者のみならず多くのペットオーナーにとって、深く心に響くものだったでしょう。
贈呈されたオリジナル絵本『シニアのそなえものがたり』は、シニア期のペットのケアをテーマに、ストーリー仕立てでわかりやすく描かれています。寺田さんも「この絵本はストーリー性があり、面白いだけではなく、シニアのそなえについて学べる部分がたくさんあります。小さなお子さんに加え、どんな方にも親しまれると思います」と紹介しました。実際に絵本を受け取った小学生たちは、「この絵本を読んで、おじいちゃんおばあちゃんになっていくわんちゃんねこちゃんのことをもっと学んでいきたいと思います」と意欲を見せ、シニア期について考えるきっかけを得たようです。
本展示会では「認知症写真展」と「『シニアのそなえものがたり』絵本原画展」が同時開催されており、犬や猫のシニア期についての理解を深める展示が多数あります。特に「認知症写真展」では、7歳以上のシニアペットの写真がプロカメラマンによって撮影され、飼い主のメッセージとともに展示されています。飼い主が愛するペットたちとどのように老後を過ごしているのか、そのリアルな日常が映し出されています。
また、『シニアのそなえものがたり』の絵本原画展も見逃せません。こちらでは、絵本に登場するキャラクターたちの原画や、モデルとなった実在の犬や猫とその飼い主とのエピソードが紹介されています。ペットのシニア期に向き合うことで、飼い主としての役割や責任について改めて考えさせられる内容です。
この展示会は東京を皮切りに、大阪でも順次開催される予定です。さらに、オリジナル絵本『シニアのそなえものがたり』は、東京、大阪、愛知を中心とした100校の小学校に寄贈され、9月10日からは「絵本ナビ」アプリでの閲覧も可能になります。ペットのシニア期に関する情報が広く普及されることが期待されています。
また、展示会の来場者には先着で、オリジナル絵本を含む「そなえキット」がプレゼントされます。このキットには、ペットのシニア期を迎えるにあたって役立つ情報が詰まっており、日々のケアや食事の見直しに役立つアイテムが揃っています。
今回の「いぬとねこ シニアのそなえ展」を通じて感じたのは、シニア期を迎えるペットたちに対して、私たち飼い主が持つべき準備の大切さです。特に、ペットの認知症や健康の変化についての知識は、日常の中で気づきにくい部分があります。この展示会を通じて、そうした情報をあらためて学ぶことで、飼い主としての役割や責任を強く感じました。寺田心さんが伝えた「ペットを保護するだけでなく、その後のケアも大切」というメッセージには深く共感しました。人間と同じようにペットも年を重ね、やがて老いていくことを考えることは、愛する家族との時間をより豊かにするための第一歩です。日々のケアや健康チェックを意識しながら、ペットとの時間を大切にしたいと感じました。
「いぬとねこ シニアのそなえ展」概要
<東京>
会場 :新宿マルイ本館 8階イベントスペース(東京都新宿区新宿3丁目30−13)
開催日 :2024年9月4日(水)~9月10日(火)
開催時間:11:00~20:00
※最終日10日(火)のみ、18:00までの開催
展示内容:①認知症写真展(関東エリアの犬猫がモデル)
②「シニアのそなえものがたり」絵本原画展
<大阪>
会場 :阪急うめだ本店 8F コミュニティパーク(大阪市北区角田町8-7)
開催日 :2024年9月20日(金)〜24日(火)
開館時間:10:00~20:00
展示内容:①認知症写真展(関西エリアの犬猫がモデル)
②「シニアのそなえものがたり」絵本原画展