前代未聞の命懸けの<生放送(ショウタイム)>をリアルタイム進行で描くサスペンス・エンタテインメント『ショウタイムセブン』(2025年2月7日公開)。11月11日には都内で完成報告イベントが実施され、主演の阿部寛、共演の竜星涼、生見愛瑠、井川遥、吉田鋼太郎が参加した。

『ショウタイム7』の元人気キャスター・折本眞之輔役の阿部は「緊張感と臨場感のある撮影でしたが、来年2月7日の公開を楽しみにしています」と完成を喜び、劇中の緊迫感あるシチュエーションについては「こんな状況にはなりたくないなと。生放送の番組で追い込まれて、しかもそれを視聴者に見られながら実況中継をして。その追い込まれ方が凄い。今までこんなに追い込まれたことはないです」といまだかつてなくスリリングだと述べた。

キャスター役初挑戦の阿部だが「これまでキャスター役は避けていました。難しいと思うし、番宣で出る時もアナウンサーやキャスターの方に尊敬しかない。だから自分は出来ないと思って避けていました。でもこの歳になって色々な役をやり尽くしたので、そろそろこのハードルに挑戦したいと思いました」と引き受けた理由を明かし「撮影中は伝える難しさを意識して、キャストと前もって集まって舞台形式で稽古をしたりして。どうやって緊張感を出すのか試行錯誤していました」と回想。本読みの際は「(竜星と井川が)僕よりも先にアナウンサーとしてのセリフがちゃんと出来ていたので、僕はやり辛かった」と苦笑いだった。

折本の後任である『ショウタイム7』の正義感溢れる若きキャスター・安積征哉役の竜星は「阿部さんの圧倒的存在感と阿部さんが折本同様にリーダーシップを取ってくれるので、僕自身も役がリンクして自分の立場が脅かされるのではないかと。その反面、先輩ですがチャーミングな部分もあるので、ほぐしていただきながら現場ではやりやすくいられました」と座長に感謝した。

竜星は連続ドラマ『VIVANT』以来の阿部との共演。そんな竜星から「阿部さんは自分が広告をしている飲料メーカーの飲料水をさっと僕に渡して『これ、美味いよ』と。皆さんが見る場所ではない裏側で『これいいよ』と宣伝してくる」と明かされた阿部は「それいやらしいだろ、頼むよ!」と照れながら、竜星について「生意気な役で、そのスイッチが入った時の竜星の演技は目が覚めるようだった。成長も感じたし、現場で一緒に仕事をしていて気持ちが良いし、いい意味で生意気。今日も僕よりも派手な衣装を着ているし。失礼だなと。そんなところも好き」と冗談を交えながら信頼を口にしていた。

情報提供元: NEWSNEXT
記事名:「 阿部寛、『VIVANT』仲間の共演俳優を「失礼」とピシャリも「そんなところが好き」