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キャスター役初挑戦の阿部だが「これまでキャスター役は避けていました。難しいと思うし、番宣で出る時もアナウンサーやキャスターの方に尊敬しかない。だから自分は出来ないと思って避けていました。でもこの歳になって色々な役をやり尽くしたので、そろそろこのハードルに挑戦したいと思いました」と引き受けた理由を明かし「撮影中は伝える難しさを意識して、キャストと前もって集まって舞台形式で稽古をしたりして。どうやって緊張感を出すのか試行錯誤していました」と回想。本読みの際は「(竜星と井川が)僕よりも先にアナウンサーとしてのセリフがちゃんと出来ていたので、僕はやり辛かった」と苦笑いだった。
折本の後任である『ショウタイム7』の正義感溢れる若きキャスター・安積征哉役の竜星は「阿部さんの圧倒的存在感と阿部さんが折本同様にリーダーシップを取ってくれるので、僕自身も役がリンクして自分の立場が脅かされるのではないかと。その反面、先輩ですがチャーミングな部分もあるので、ほぐしていただきながら現場ではやりやすくいられました」と座長に感謝した。
竜星は連続ドラマ『VIVANT』以来の阿部との共演。そんな竜星から「阿部さんは自分が広告をしている飲料メーカーの飲料水をさっと僕に渡して『これ、美味いよ』と。皆さんが見る場所ではない裏側で『これいいよ』と宣伝してくる」と明かされた阿部は「それいやらしいだろ、頼むよ!」と照れながら、竜星について「生意気な役で、そのスイッチが入った時の竜星の演技は目が覚めるようだった。成長も感じたし、現場で一緒に仕事をしていて気持ちが良いし、いい意味で生意気。今日も僕よりも派手な衣装を着ているし。失礼だなと。そんなところも好き」と冗談を交えながら信頼を口にしていた。