- 週間ランキング
“おんせん県”大分の名所・別府温泉の温泉水を麺に使った「別府温泉冷麺」。
別府市内に店舗を構える、別府名物和風野菜ちゃんぽん「うた乃 総本店」の夏季限定メニューです。2023年の夏に新メニューとして登場し、好評を獲得。2024年も再登場しています。
“別府冷麺”は、とり天や地獄蒸しなどと並ぶ人気の別府ご当地グルメ。昭和25年頃に旧満州から引きあげてきた料理人によって伝わったとされ、今では市内のさまざまな店舗で提供されるようになっています。
別府冷麺の明確な定義はなく、お店ごとに多様に進化しています。うた乃の「別府温泉冷麺」は別府冷麺の最新スタイルとして登場。「別府市が世界に誇る温泉を、食を通じて味わってほしい」という思いから生まれたそうです。
「うた乃総本店」の「別府温泉冷麺」は店内飲食価格で税込880円。公式オンラインショップでは冷凍商品として販売されており、全国からお取り寄せ購入できます。
通販価格は2食セット税込2980円、4食セット税込4980円、6食セット税込6980円。調理した直後に急速冷凍されているため、家庭でもお店の味が楽しめます。
「うた乃総本店」公式オンラインショップの通販商品「別府温泉冷麺」を実際に調理して食べてみます。
「別府温泉冷麺」のセット内容は麺・スープ・チャーシュー。1人前あたり内容量は484g(冷麺150g、sy-プ300g、チャーシュー34g)です。
麺はゆで時間約3分。ほぐしながら茹でていきます。
茹で上がったら、湯切りして軽く洗い、氷水でしめます。
麺をどんぶりに移してチャーシューをのせ、スープを入れたらできあがり(スープはあらかじめ冷蔵庫に移し解凍しておくか、凍った部分が少し残る程度で、流水解凍します)。
「別府温泉冷麺」の麺は、つるっとしてしなやか、コシの強い細麺です。麺打ちのときに使われる水として、別府の温泉水が使われています。温泉水はミネラルを豊富に含み、麺に独特の風味とコシを加えます。
『うた乃 総本店』の製麺一筋40年以上の「製麺技能士」が、配合する量・タイミング・温度等試行錯誤を重ねて完成させたそうです。
スープは複数の昆布やカツオ、鶏などでだしをとり、自家製の辛味ダレを使用したスープ。酸味・旨味のバランスが良く、ピリッとした辛味が、食欲の落ちる暑い時期にうれしいスープです。麺とスープがよく絡み、つるつると食べ進められます。
チャーシューは脂身と赤身のバランスが良い、豚の肩ロースを使ったレアチャーシュー。旨みと食べ応えがあります。徹底した時間・温度管理で丁寧に低温調理し、3種のハーブと厳選した塩を調合した自家製のハーブソルトで味付けされています。
うた乃 総本店の通販商品「別府温泉冷麺」は、酸味と旨味・辛味がバランス良く、暑い夏にもつるつる食べやすい、美味しい冷麺でした。今回はセット内容だけの簡単な調理で済ませましたが、ゆで玉子やトマト、小ネギやゴマなど好みの具材を加えれば、さらに満足感が高まると思います。