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ところてんの製造・販売を行う株式会社栗原商店(静岡県清水町)は2024年8月1日(木)、「サウナところてん」を発売しました。
静岡のサウナ温浴施設だけで提供されていた“サ飯(サウナ飯)”の「サウナところてん」を商品化したもの。静岡県の食材を活用したサウナ飯やサウナドリンクの開発・提供を進める「静岡サウナ協議会」の推奨商品です。
販売場所は、栗原商店が運営するところてん専門店 伊豆河童本店(静岡県清水町)、甘味処伊豆河童 三島広小路店(静岡県三島市)と、伊豆河童本店公式オンラインショップとなっています。
近年、サウナ市場は大きな盛り上がりを見せており、日本サウナ総研の調査によると、月に1回以上サウナなどの温浴を楽しむ人の数は、国内に約777.1万人と推定されています。
また、遊び予約サイト「アソビュー!」が会員2546人を対象に行った調査では、「サウナ後の一杯」として「水」を選ぶ人が一番多く、2位の「ビール」を10ポイント以上引き離す結果となりました。
栗原商店は「アソビュー!」の調査結果などから、サウナ利用者の多くはアルコール摂取よりもリラックスや体の疲れを癒やすことを目的とする健康志向ユーザーが多いと分析し、「ノンアルコール」「健康志向」「栄養補給」の3要素から、サウナ上がりに「ところてん」を摂取する文化の提案を決定。
2020年から商品開発を開始し、2022年に「サウナところてん」を完成。「サーマルクライムスタジオ富士」(静岡県裾野市)など静岡の温浴施設で提供してきましたが、利用者から高い評価を得て、今回の商品化に至りました。
「サウナところてん」の原料には、伊豆産の「天草(てんぐさ)」と、富士山の湧水で作られた「ところてん」を使用。
くさみのないさっぱりとした「ところてん」は、カリウムやヨウ素など豊富なミネラルや、腸内環境の正常化をサポートするとされる水溶性食物繊維と不溶性食物繊維を含んでいます。
「サウナところてん」に使用するオリジナルのタレは、国産の無農薬の「青みかん(摘果みかん)」がベース。サウナ上がりにさっぱりとした味わいが楽しめ、青みかんに含まれるクエン酸も摂取できます。
栗原商店は「サウナところてん」について、「ノンアルコールで低カロリー、栄養補給を目的とし、サウナ後のリラックスも促進させるところてんです」としています。
なお、栗原商店の創業は1869年(明治2年)。
伊豆でとれた良質な「天草」を原料に使い、環境省が選定する「名水100選」にも選ばれた「柿田川湧水」の水を使用。熟練の職人の手によって、舌触りやのどごし、風味を大事にした「ところてん」を製造。「ところてんの伊豆河童」ブランドで商品を展開しています。