- 週間ランキング
午前8時頃に車でロードサイドのローソン店舗を訪れると、ホットスナックコーナーのメンチは品切れ。続いてファミリーマートとセブンイレブンをはしごしましたが、同じ状況でした。
朝の時間帯に混む駅前の店舗であれば状況は違ったかもしれませんが、ホットスナックコーナーはメンチカツだけでなく、多くの商品が棚にない状況でした。
いずれの店舗もお客さんの入りは少なかったので、あらためて各店舗を回ってメンチカツを注文。会計を先に済ませ、後から商品を受け取ってきました。各コンビニ、メンチカツを用意するための待ち時間は10分前後でした。
【“のり塩じゃがバターベーコンてりたま”レビュー】マクドナルド2024春の新作メニュー【ポテチ風てりたま?】
各コンビニのメンチカツは、ローソンは片面が透明になった中身の見えるパッケージ、ファミリーマートは“Famichiki(ファミチキ)”と書かれた黄色いタテ縞の紙包装、セブンイレブンは“7&i”のロゴが入った白い紙包装で渡されました。
付属のソースは全て「中濃ソース」です。ローソンとセブンイレブンのソースは加工所が「東味」で販売者が「ブルドックソース」、ファミマは加工者が「いし本食品工業」で販売元が「ジョイアス・フーズ」となっています。
各社のパッケージは全て半ばの切り口からカットして、手に持ったまま中のメンチを食べられるようになっていますが、今回は全てパッケージから出してお皿の上に並べます。
見た目としてはローソンがやや小ぶり、ファミリーマートが大きく、セブンイレブンがその中間くらいです。
はかりを使って各社のメンチカツのを計量します。
ローソン「旨みあふれる牛肉メンチ」の重量は65g。
ファミリーマート「極旨メンチカツ」は97g。
セブンイレブン「みらいデリ ジューシーメンチカツ」は78g。
見た目の大きさどおり、ローソンが軽め、ファミマが重め、セブンイレブンは中間でした。
【比較レビュー】メイトー「のむなめらかプリン」「なめらかプリン」とセブンイレブン「とろっとのむプリン」
各社のメンチの値段をレシートで確認し、1gあたりの値段を比べてみます。合わせて、1個当たりのカロリーも併記します。
ローソンは価格帯が低めなのでコスパが良さそうな気がしていましたが、重量あたりでは大きめサイズのファミマのメンチカツとほぼ同額。セブンイレブンは少しだけ重量あたりの単価が高めに設定されています。
【ファミリーマート 生コッペパン(コロッケ)レビュー】コッペパンのむっちり&しっとり感、コロッケは驚きの大きさ、レンジでの温めがおすすめ【しとむちぃ】
各社のメンチを食べていきます。
価格帯が低く、その分サイズもコンパクトなローソン「旨みあふれる牛肉メンチ」は、まさに王道。商品名のとおり牛肉の旨みが楽しめ、サクサクの衣も噛み心地が良く、スナック感覚で楽しく食べられます。
次に、大きめサイズのファミマ「極旨メンチカツ」。ぎっしりと身が詰まっているような噛み応えがあります。牛肉はあらびき。具材のタマネギも大きめにカットされているのが見て取れます。そして後味はスパイシー。強めのコショウが舌に残ります。
最後にセブンイレブン「みらいデリ ジューシーメンチカツ」。やはり重量あたり単価が高めなこともあり、ほかの2社と比べると高級感のある味わいになっています。
自然に感じてしまう“お上品さ”が何に由来するものなのか探ることは難しいのですが、甘みは強め、歯触りや辛みなどの刺激は抑えめ、かつ旨みはしっかりとある、という印象です。
普段、コンビニのホットスナックコーナーで見かけても「メンチはメンチ」として他社商品との違いを意識することはありませんが、きちんと比べてみるといろいろな違いが分かります。
ローソンはお手頃・スナック感覚で楽しく、ファミマはずっしりと大きく、セブンイレブンはプレミアム感を付けて。このメンチカツの方向性が、そのまま各コンビニのチェーンとしての路線を体現しているようにも感じられます。
メンチの味そのものはどれも美味しく、サクッと軽く食べたいか、どっしりしたもので満足感を得たいか、高級感を楽しむか。ハズレはないので、好みや気分に合わせて選んで良いと思います。