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まずは、NBAのロサンゼルス•レイカーズを彷彿とさせるカラーリングが目を引くこちらのサイト。ドームテントとタープを組み合わせた夏の王道スタイルで設営されていました。
突然の雨に強いのはもちろん、最初にタープを設営することで、早い段階で日陰を確保できるのもこのスタイルの魅力です。
メインテントは、ハイエンドなテントを展開する北欧のテントメーカー、HILLEBERG(ヒルバーグ)の3人用テント「アラック3」。
「このテントは、最低限のポール数で素早く設営できるので、重宝しています。シューズを置ける前室が付いている点も使いやすいですね。イエローとパープルの組み合わせが好きで、チェアもこの色で揃えています。」
「チェアやテーブルは、面倒な組み立て不要でパッと展開できるものがメイン。結局こういう道具が、出番が多くなるんですよね。」
「キャンプ道具はウッド製のものとカラフルな道具に惹かれます。古いものから新しいものまで、特にこだわらず、ビビッときたものをそろえてきました。」
テントはもちろん道具もすぐに展開しやすいものを選択していたオーナーさん。他の熟練キャンパーさんを見ていてもこの傾向は、共通しているようです。
90年代のアウトドアギアやスポーツウエアの雰囲気を感じさせる色使いも印象的でした。アイテムを減らしつつ色で遊んで個性を出すのも良さそうです。
近年、ユーザーを拡大しているのが、ポンプで膨らませるだけで設営できる、エアフレームテントです。そのなかでも人気なメーカーが、エアフレームのパイオニア的存在、HEIMPLANET(ハイムプラネット)。
アーティスティックなデザインにくわえて、人気ブランドとのコラボモデルもファンを増やしている理由のひとつです。こちらは、昨今のガレージブランドムーブメントを牽引してきた横浜発のブランド、DEVISE WORKS(デバイスワークス)とのコラボモデル。
「このテントは、大きさの割にとにかく設営と撤収がラクで重宝しています。今日はグループキャンプできているんですが、設営に時間がかからないので、早くみんなと飲み始められるのが最高!」
「インナーテントが付いているから、虫が多いこの時期も安心。外すと、広いリビングになるので、グルキャンの宴開幕としても活躍してます。金属ポールと違って折れないので、風に強い点もいいですね。」
「イエティのクーラーボックスと収納ボックスは、出番の多いアイテム。このノルディックパープルのクーラーは、サイトのアクセントになる大人可愛いカラーで特に気に入っています。」
サイズに関わらずクイックに展開できるエアフレームテントは、キャンプの頻度が多い方ほど、ありがたみを感じるアイテム。現地で体力とゆっくりする時間をたっぷり確保したい方に最適です。
近年、展開するメーカーが増えてきたのが、クルマのルーフに取り付ける、ルーフトップテント。バンライフの本場、アメリカでは定番の装備ですが、日本でもキャンプ慣れしたキャンパーさんたちが一周回って、このスタイルに移行することも増えているようです。
「ルーフトップテントは、展開するとクルマを動かせないデメリットはありますが、展開のラクさとツリーハウス的な車上からの視界の良さは一度味わうと手放せないです。雨が降って地面がぐしゃぐしゃになっても関係ないですし。」
「テント内は、家族3人で川の字になって寝られる広さ。メッシュも多めなので、夏も風通し良く寝られます。」
「今回はグループキャンプとイベントがメインだったので、リビングは作らず、最低限のものだけ置いてます。ポップなカラーのアイテムが好きでついつい集めちゃいますね。」
展開もイージーで、地面がバッドコンディションでもへっちゃらなルーフトップテント。グルキャンやアクティビティがメインな方に相性良しなスタイルでした。こんなスタイルで全国を回ったら楽しそう!
こちらは、車内を車中泊できるようにカスタムしたサンバーバンにHILLEBERG(ヒルバーグ)のスクエアタープを組み合わせた、バンライフスタイルのサイト。
話をきいてみるとバス釣り好きのオーナーさんならではの、遊びやこだわりが詰まっていました。
「猪苗代湖は地元から近いので、昔からジェットスキーをしたりして遊んでました。今はキャンプをしながらバス釣りしています。このタープは愛車サンバーと大きさもぴったりで、私のサイトに欠かせないですね。」
「クルマは寝床兼、バーカウンター。DIYでテールゲートにテーブルと電動ポンプをつけて簡易的な流しを作りました。ここで立ち飲みしたりなんかしてます。」
「焚き火アイテムは、大好きなブランド、サンゾー工務店の道具で揃えています。なかでもこの焚き火台『ロダン』は、コンパクトになり、色んな使い方ができるので手放せません。火を見ながらまったりするのが好きなので、夏でも焚き火しますね。」
カスタムされた釣竿満載のバンの室内や、サイトに置かれたボートなど、アウトドアライフをリアルに楽しんでいるオーナーさんの遊び心が垣間見えた、こちらのサイト。
これから、バンライフをはじめたり、外遊びに趣を置きたい方のお手本になりそうなスタイルでした。
続いてのキャンパーさんは、キャンプ仲間たちとグルキャンを楽しんでいたこちらの方。
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)の人気ティピーテント「サーカス」シリーズのなかでも小型のモデルに1人用テントのインナーを蚊帳がわりに合わせて、ミニマルなソロサイトを築いていました。
「クルマ(シティ)がコンパクトなので、装備もそれに合わせて最小限にしています。夏のキャンプイベントの日は、こんな感じで寝床だけ構えて、友人たちと飲み食いするのが気楽でいいですね。」
「インナーテントは、ノースフェイスのソロテントのものを合わせています。設営も早さとサイズ感がいいですね。カンガルースタイルも楽しめるので、こういうテントがひとつあるとレイアウトの幅が広がります。」
「一応、ビッグアグネスのチェアとM&Mのテーブルをおいて、簡易的なリビングも作りました。あくまでグルキャンメインなので、ちょっと朝ごはんを作ったりするだけならこのぐらいでいいんです。」
最小限ながらもポップな色使いのアイテムで、サイト作りの楽しさも伝わってきた、yu-yaさんのサイト。キャンプを重ねて、持ち物の引き算と足し算を繰り返すことで、スタイルが磨かれていくのかもしれません。
各地からイベントに集まった仲間たちとのグルキャンを楽しむ方が多かったことも相まって、設営撤収のラクさが光っていた、みなさんの夏キャンプサイト。
シンプルな装備ながらも、アイテムの厳選により、スタイルが洗練されていました。現地で何をして時間を過ごしたいかを突き詰めると、余計な荷物が減らせそうです。
まだまだ暑い日は続きそうですが、水遊びや暑さの中飲むキンキンのビールなど、夏ならではのキャンプの魅力がみなさんをフィールドに駆り立てているようです。夏休みは、スタイルと装備を見直してキャンプに繰り出しましょう!
The post 夏キャンプをユルく楽しむ。熟練キャンパーたちの”頑張りすぎない”テントサイト5選。 first appeared on GO OUT WEB.