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取材を行ったのは、2025年3月15日(土)〜16日(日)にかけて、初開催されたキャンプイベント「GO OUT JIMNY CAMP」。
会場となった、静岡県・浜名湖を望む立地にある渚園キャンプ場には、ディーラーやカスタムショップ、アウトドアブランドが出展。オートキャンプサイトには、たくさんのジムニーオーナーたちが、集い、それぞれのスタイルでキャンプを楽しんでいました。
当日は、カスタムコンテストも開催され、ずらっと並んだ自慢のカスタムジムニーには、人だかりができていました。
最初のアイテムは、カスタムジムニーのプロデュースも手がける、アウトドアブランド、neru design worksの(ネルデザインワークス)の新作テーブル「RANGER-T -neru design works ver.」。
4個の強力なマグネットでクルマのボディに取り付け可能なテーブルで、カーサイドにちょっとした作業スペースが作れます。クルマと接するマグネットは、ゴムでコーティングされていて、ボディへの傷とテーブルの滑りを防ぐ作り。
「クルマの外装にテーブルがあると便利そうだなと思い、今日のイベントで先行発売されていたものを購入し、さっそく取り付けてみました。」
このテーブルは、折りたたみ式になっているのも特徴。テーブルとして使用しないときは、天板のスリットを活用してシェラカップなどを干したりでき、コンパクトに持ち運び可能。ブランドロゴがレーザー刻印された天然木の天板は、エイジングが楽しめそうです。
「今日は、コーヒーを淹れるスペースとして使ってみました。今後は、サイト設営中のドリンクの置き場や、夜に星を見ながらお酒を飲んだりしようと思います!」
シンプルなデザインと機能ですが、どう使おうか、使い手の想像力を掻き立てるこちらのテーブル。ジムニー以外の車種にも取り付け可能なので、気になる方は導入してみてはいかがでしょうか。
続いては、ジムニーのカスタムを楽しむオーナーさんの間で人気が高まっている収納アイテムを紹介します。
こちらのジェリ缶を模したデザインが特徴的な樹脂製のボックスは、ROTO PAX(ロトパックス)のコンテナ。キー付きのロックが付いていて、さまざまな車種に取り付け可能です。
カラバリも豊富で、収納ボックスタイプ以外にも、同デザインでウォータータンクタイプもあります。
「外観のカスタムと収納の追加ができて、一石二鳥だなと思って取り付けました。知り合いに、ブランドロゴの部分を愛車のアクセントカラーであるオレンジに塗ってもらってます。」
「牽引フックなど、いざというときに使うものを入れています。これひとつ付けているだけで、アウトドア感が増す点が気に入っています。」
外装に大きなカスタムを施さずとも、こういったアイテムを取り付けるだけで一気に愛車にアドベンチャー感をプラスできます。アクセントカラーでクルマに個性を出すテクニックも真似したくなるポイントでした。
ヘリノックスの「チェアワン」のフレームに取り付けられていたこちらのテーブルは、韓国初のアウトドアブランド、PROLOG(プロログ)の人気アイテム「U-TRAY」。
続いてのオーナーさんは、このアイテムを使って、型の古いクルマならではのちょっとした悩みを解決していました。
「このテーブルは、チェアのフレームだけでなく、クルマにも取り付けて活用しています。他にもタープポールなんかにもつけられて便利なんですよ。」
ウッド製の天板の裏には、カメラ用品と同規格のクランプ式アームを備えていました。このフレキシブルなアームにより、さまざまな場所にちょっとしたテーブルを追加できる仕組みです。クランプ付きアームを外して、市販のカメラ用三脚を取り付けることも可能。
シリコン製のドリンクホルダーは蛇腹式に畳める構造で、コンパクトに携帯できるようになっています。
「このJA11型ジムニーは古いモデルで、ドリンクホルダーがついていないのが悩みでした。このテーブルのおかげでドリンクの置き場所に困らなくなったので重宝しています。」
キャンプだけでなく、ドライブのシーンでも活躍するこちらのアイテム。工夫次第でさまざまな使い方ができそうです。キャンプ道具のなかにも、カーライフで流用できる思わぬアイテムがあるかもしれません。
ジムニーの場合、各社から外観を変えるフェイスパーツなどが展開されていますが、カスタム初心者にはちょっとハードルが高めだったりします。
こちらのジムニーオーナーさんは、ちょっとしたDIYで、ひと味違う雰囲気を演出していました。
「愛車をレトロなテイストにカスタムしたくて、ミニクーパー用のボンネットストラップにちょっと手を加えて取り付けました。レザーとウッドのアイテムでアレンジした内装に合わせています。」
「作り方はかんたんで、市販のストラップに強力なマグネットを接着剤で取り付けているだけです。」
さりげなくも効果的なDIYアイテムによるカスタム。大掛かりなカスタムはちょっと……という方は、こちらのオーナーさんのようにライトにスタートしてみるのも良いかもしれませんね。
DIYアイテムでジムニーをカスタムしていたキャンパーさんはほかにも……。
アウトドアクルマ旅を楽しむこちらのオーナーさんは、お手製のテーブルラックでカーサイドを癒しの時間を過ごせるスポットに変えていました。
「カーサイドにちょっとした、テーブルがあったらいいなと思って作りました。オイルステインで塗装した木の板材の4角にドリルで穴あけして、ナイロン製のロープを通しています。」
テーブルの天板は、ジムニーのルーフの縁に2つのSフックを引っ掛け、吊り下げられていました。縁には立ち上がりがあるので、かんたんには外れなさそうです。S字フックにガイローブを巻いて装飾している点にもこだわりを感じさせます。
「クルマのボディに傷がつかないようにクッション材を貼り付けているのもこだわりポイントです。ここにランタンをディスプレイしたり、ちょっとしたカフェスタンドにしたりして楽しんでます。」
シンプルな構造ながらも、アウトドアカーライフの彩りがアップするお手製のカーシェルフ。ルーフにへりが設けられている車種や、ルーフラックを装備されている方は、DIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。
かんたんに取り付けられる専用カスタムパーツが豊富な点もジムニーの魅力。DIYが苦手な方はこういったアイテムを活用すると、手軽にカスタム感を得られます。
こちらは、ジムニー専門の老舗カスタムショップ、APIO(アピオ)の「リアゲートモールシステム」。簡単に取り付けできる、ジムニー専用設計の軍用規格モールシステムを備えた内装パーツです。
最後のオーナーは、遊び心を大事にするアウトドアブランド、サンゾー工務店の代表、サンゾーさん。ミリタリー規格の高い拡張性を活かし、ジムニーのテールゲートに実用性と遊び心をプラスしていました。
「うちで作ったアイテムのフィールドテストやイベント出展に、APIOさんでカスタムしてもらったジムニーを愛用しています。このモールパネルには、仲間のブランドのアイテムもたくさん取りつけられて便利!」
「モールには、ナチュラルマウンテンモンキーズのミニテーブルにもなる収納アイテム『マルチボックス』や、38exploreのLEDランタン『38灯』を取り付けています。ここでキャンプ仲間と立ち話しながら飲んだりもできるんですよ。」
アメリカではアメフトなどの試合前に、各々のスタイルでカスタムしたリアゲートを開けて仲間たちとドリンクを飲み交わす「テイルゲーティング」というカルチャーがあります。そんなノリを感じさせるこちらのカスタム。リアゲートでユルく時間を過ごすのも楽しそうです!
手軽にクルマのカスタムを楽しめる、オーナーさんたちの”ちょい足し“アイテム。みなさん、市販品から、DIYしたものまで、さまざまなスタイルで、愛車に個性をくわえていました。
本格的なカスタムも良いですが、こういった手軽なアイテムから始めてみると、アウトドアカーライフがさらに楽しくなるかもしれません。
Photo/Taizo Shukuri
The post お手軽カスタムで、利便性アップ。ジムニーキャンパーたちの”ちょい足し“アイテム。 first appeared on GO OUT WEB.