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さっそく、横隔膜を鍛える手軽で楽しい「スポーツ吹き矢もどき」のやり方を紹介しましょう。用意するのはストローと綿棒、ティッシュの空き箱です。ストローの中に綿棒を入れ、入れたほうを手前にして息を吹くのです。
横隔膜を鍛えるポイントは、矢を吹く前後の基本動作にあります。まず両手を高く上げながら3秒かけて鼻から息を吸ったら、両手を下げながら9秒かけて口から息を吐くのです。このとき、肛門を締めるように意識します。
的を狙いながら鼻から大きく息を吸ったら、ティッシュの空き箱を的にして、短く一気に吹いて綿棒を飛ばします。吹いたあとは6秒かけて息を整えたら基本動作は終了です。1セット10本として、週に2~3セット行います。
実際に、スポーツ吹き矢の基本動作で横隔膜がどのように動くか見てみましょう。まず両手を上げて鼻から息を大きく吸うと、横隔膜が下がります。続いて腕を下げながら息を吐くと、横隔膜もゆっくり上昇するのです。
そして、的を狙って息を吸い込むと横隔膜が再び下がり、矢を吹いた瞬間は一気に上がります。これだけの横隔膜の上下運動が、スポーツ吹き矢では行われているというわけです。
人間の呼吸は横隔膜の動きによって行われています。横隔膜が動いて胸の中の圧力が変化し、肺が膨らんだり縮んだりするわけです。スポーツ吹き矢で横隔膜を鍛えることで、呼吸機能が向上するわけです。