GI値とはグリセミック・インデックスの略。グリセミックは血糖、インデックスは指数。GI値は血糖指数ともいわれ、その食品によって血糖値が上昇するスピードを計測した数値になります。とはいえダイエットでは、GI値を気にしても糖質量を減らさなければ意味がありません。



GI値が小さいと肥満になりにくい


GI値とは、ブドウ糖の血糖値上昇率を100として表される相対指数です。GIの数値が小さいほど血糖値の上昇率が低いことを表しています。


GI値が注目されるのは、血糖値の上昇率が肥満と深い関係にあるため。血糖値が急上昇するとインスリン分泌が促進。血糖を筋肉や肝臓に取り込むように促しますが、それでも余った血糖を体脂肪として取り込むことも促すのです。


このため同じ糖質を食べるなら、GI値が小さい食品を食べたほうが肥満になりにくいということ。このGI値に注目したメソッドが、低インスリンダイエットになります。


GI値を気にしても効果は現れない


ただし、実際の血糖値の上昇に関しては個人差が大きいのが実状。糖尿病予備軍の人は、GI値の低い食材を食べても血糖値が郡と上昇してしまう可能性があるわけです。


このため、GI値はあくまでも一般知識として頭に入れておく程度にするのが正解。GI値を気にしても、糖質の量自体を減らさない限り、ダイエットではあまり効果は現れないでしょう。


あくまでも選べる状況のときにGI値を参考にします。ちなみに米や麦などは精白されていないほうが、食物繊維やミネラルが残ってるためGI値が低くなるもの。白米より玄米、食パンより全粒粉パンのほうがGI値が低くなるのです。


情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 GI値を気にしても量を減らさないと意味がない