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筋肉は体温を維持するために熱を作っています。いわゆる基礎代謝といわれるエネルギー消費の一環です。人間の1日の消費エネルギーのうち70割は、この基礎代謝が占めています。
そして、基礎代謝のうちの5割を消費しているのが全身の筋肉なのです。このため、糖質やカロリー不足でタンパク質を供給して筋肉が減ってしまうと、基礎代謝が大きく下がってしまいます。
だからこそ、タンパク質はダイエット中こそ積極的に摂らなければなりません。肉や魚、大豆食品や卵などを毎食取り入れて、タンパク質を補うようにしましょう。
さらにはタンパク質を多く摂ると代謝が上がって、ダイエット効果もアップします。低タンパク質食と通常タンパク質食、高タンパク質食を8週間行って基礎代謝を比較すると、タンパク質の摂取が増えるほど代謝が上がるのです。
また、消化吸収に要するエネルギー消費である食事誘導性熱産生が、タンパク質は3大栄養素の中でもっとも高いという特徴もあります。タンパク質の摂取が増えるとエネルギー消費も増えて痩せやすくなるわけです。
ただし、タンパク質をダイエット中に積極的に摂るからといって、肉を食べすぎには要注意。肉の食べすぎは腸内環境を悪化させることが多いため、便秘や下痢などを起こしてしまうことがあるからです。