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肌のハリや弾力を保つコラーゲンは、じつは骨密度を高く保つためにも働いています。コラーゲンが減るとシワやたるみができやすいだけでなく、骨密度の低下にもつながるのです。
アメリカのウェール大学では、40代後半から50代前半の女性114人を対象に、顔と首のシワと骨密度を調査しました。その結果、シワが多いほど骨密度が低いことがわかったのです。
すなわち、肌を見るとその人の骨密度がある程度わかるというわけ。コラーゲンが豊富なら肌にハリがあってシワが少なく、同時に骨密度も高くなります。逆にコラーゲンが減るとシワが増えるとともに、骨密度が低下するのです。
ただし、コラーゲンを食べてそのまま皮膚や骨に行くわけではありません。アミノ酸の状態を経てコラーゲンに作用します。アミノ酸がダメージを受けたコラーゲン繊維を元気にしたりする、繊維芽細胞を刺激するのです。
このため、コラーゲンは1日では効果は出ませんが、長く取り続けることで効果が現れます。また、健康な骨や肌を保つコラーゲンを維持するためにも、紫外線や糖質の過剰摂取にも注意しましょう。
骨密度は20歳がピーク。そして、女性は50歳前後から骨密度が急激に低下します。シワが増え始めたら、骨密度が低下しているサイン。骨折などに注意する必要があるのです。