インナーマッスルは正しい筋トレには必要不可欠な存在です。筋トレでおもに使われるのはアウターマッスルと呼ばれる表層の筋肉。ただし、筋トレで正しい動作を行うためには、インナーマッスルによる骨の動きや姿勢の安定が欠かせないからです。インナーマッスルを詳しく見ていきます。



インナーマッスルで筋トレが安定


インナーマッスルは、体の深層部に分泌する筋肉の一般的な名称です。インナーマッスルは英語では「deep muscle」。深層筋と表現されます。


深層部のインナーマッスルに対して、表層に分布する筋肉はアウターマッスルです。英語では文字どおり「outer muscle」と呼ばれるもの。表層筋と表記されることもあります。


アウターマッスルは「押す・引く」といった、体の主要な動作において大きな力を発揮。一方でインナーマッスルは、おもに骨の動きや回転軸を安定させる役目を担っています。


インナーマッスルは筋トレに不可欠


インナーマッスルは、股関節周辺では骨盤を安定させる働きに関与する大腰筋や腸骨筋、それらを総称する腸腰筋などが代表的。腹筋まわりでいえば、内臓をコルセットのように覆う腹横筋などがよく知られています。


肩関節のインナーマッスルなら、回旋動作に関わる肩甲下筋、棘上筋、棘下筋など。アウターマッスルを的確に鍛えるためには、これらインナーマッスルの正しい動作が不可欠です。


また、トレーニング動作が乱れてしまうとケガが発生するリスクが高くなります。このため、骨の動きを安定させるインナーマッスル強化はケガ防止にも有効。その意味でも、インナーマッスルは筋トレに不可欠といえるのでした。


情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 インナーマッスルは正しい筋トレには必要不可欠