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脳の司令塔である前頭葉は、加齢とともに萎縮しやすい部位の1つです。老化により前頭葉が萎縮してしまうと、記憶力や集中力、やる気などが減少。ボケにつながってしまいます。
逆にいえば、前頭葉を鍛えることはボケ防止にもなるということ。そして、脳の活動に必要なのはブドウ糖と酸素。それらを運ぶ血流量が増えれば脳は活性化するのです。
そんな脳の血流量をアップするのがカレー。カレーを食べると脳血流が増加して脳が活性化します。つまりカレーを食べるだけで、前頭葉を鍛えることができるというわけです。
そこで、カレーを食べて前頭葉を鍛えることができるかを調べた実験があります。用意されたのは具なしのカレースープ。カレーだけの影響を調べるために、あえて具が入っていないカレースープ100ccを用意しました。
そして、カレーが脳に効き始めるという1時間後に、脳機能イメージングによって脳の変化をモニタリング。前頭葉の血流量がどう変化するかをチェックします。
その結果、カレーを食べてからの血流量変化を見ると、前頭葉の血流量がどんどん上がっているのがわかりました。すなわち、カレーを食べたことによって脳神経は非常に活発化。前頭葉を鍛えることができるのです。