歩くことは日常できるもっとも基本的な運動。運動量はもちろんですが、質も意識して正しい歩き方を心がけることが将来の健康増進につながります。逆にいえば、正しい歩き方ができていないと腰痛や尿漏れなどのリスクが上がるということ。正しい歩き方が将来の生活リスクを左右するのです。



正しい歩き方で記憶力が向上


歩き方にはさまざまなクセや特徴があるもの。それを補正して、正しい歩き方を実践すれば、関節の強化はもちろん生活習慣病の予防や記憶力の向上などにもつながるのです。


逆に正しい歩き方ができていないと、歩行のバランスが悪くなって体重が一か所に集中。軟骨が削れて痛みにつながったり、腰の痛みにもつながったりします。


実際、どれくらいの歩幅で歩いているか、左右にどれくらいの体重かかかっているかを調べると、その人が将来的にどんな痛みが出るかがわかるもの。それが花王が開発したのが歩行解析マシン「ヘルスウォーク」です。


正しい歩き方は姿勢と足の運び


歩くのは5mのマットの上を一往復するだけ。これで歩行の軌道・足裏の圧力・歩行速度・歩幅・つま先の角度など20以上のデータを解析。1万人以上の歩行データと比較して、歩行年齢を算出してくれます。


すると、転倒・腰痛・膝痛・尿漏れ・筋力低下などがわかるのです。計測した歩行データを元に、将来のリスクを5段階で評価してくれます。たとえば、歩幅が小さいと腰への負担が増して、腰痛へのリスクが高まります。


正しい歩き方のポイントは姿勢と足の運びにあります。正しい歩き方は、背筋がしっかり伸びていることが大切。そして、かかとからしっかり地面について、足全体で踏ん張って、最後にしっかりつま先で蹴ることが重要です。


情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 正しい歩き方が将来の生活リスクを左右する理由