健康寿命を縮めてしまう要因となる尿トラブルは、男女によって典型的な症状は異なります。しかし、どちらも骨盤底筋とかかわっていることが多いのも事実。つまり、骨盤底筋トレーニングで衰えさせないことが、尿トラブルの予防になるのです。骨盤底筋トレーニングのやり方を紹介します。



骨盤底筋トレーニングのやり方


骨盤底筋とは、骨盤の中にある膀胱や子宮、直腸などを支えているインナーマッスル。尿道を締めたりゆるめたりするのも、骨盤底筋の役目になっています。


そこで、尿トラブルを予防するための骨盤底筋トレーニングのやり方を紹介しましょう。タオルと椅子を用意すれば、どこでもできる簡単な運動です。


まずはハンドタオルを四つ折りにし、それを端から丸めてロール状にします。それを椅子に横にして置いたら、その上に座るのです。体に対してタテになるようにして、なるべく尿道と肛門がタオルに当たるように座ってください。


骨盤底筋トレーニングのポイント


足を肩幅に広げたら、背筋を伸ばしてまっすぐ座ります。そして、両手を真上に上げて頭上で手の平を合わてください。全身はリラックスした状態を保ちます。


この体勢で、尿道と肛門を締めてグッと上に持ち上げるのが骨盤底筋トレーニングのポイント。息を吸ってリラックスしたら、息を吐きながら尿道をキュッと締めて、肛門を締めていきます。そして、全体をギューっと持ち上げるのです。


最後に、全身の力をゆるめたら終了になります。骨盤底筋トレーニングは1日1回、夜に10回ほど行うだけで十分に効果が出るでしょう。慣れてきたら朝昼晩の1日3回行うようにすれば、より効果が上がります。


情報提供元: インナーマッスル
記事名:「 骨盤底筋トレーニングはタオルと椅子を用意する