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眠り方を変えるだけで食事制限なしで痩せられるのが「寝るだけダイエット」。質のよい睡眠をとるようにしただけで、1年で10kgもダイエットできるといいます。寝るだけダイエットは就寝3時間のノンレム睡眠に秘密があります。そのメカニズムを詳しく見ていきましょう。
睡眠中は体内の脳下垂体という器官から、成長ホルモンが分泌されています。成長ホルモンと聞くと、子どもの成長や筋トレをイメージしがちですが、忘れてならないのは成長ホルモンのダイエット効果です。
成長ホルモンには強力な脂肪分解力があります。一晩の分泌量で、300kcalもの脂肪を分解・燃焼。これは白米1.5杯分にあたります。体重に換算すると40g強ですが、1か月では1.25kg、1年で15kgにも相当するのです。
すなわち質のよい睡眠でしっかり成長ホルモンが分泌されれば、1年で15kgもダイエットできるということ。これが寝るだけダイエットのメカニズムです。
寝るだけダイエットでは、具体的にはどのように質のよい眠りをとるのでしょう? 人間は睡眠中、浅い眠りと深い眠りを交互に繰り返します。浅い眠りはレム睡眠と呼ばれ、体は休んでいても脳は起きているときとほぼ同じ活動状態です。
深い眠りはノンレム睡眠と呼ばれ、このとき脳が休みます。そして、成長ホルモンの分泌に必要不可欠なのがノンレム睡眠。ノンレム睡眠は、寝てから3時間に多く現れます。
一方で、成長ホルモンは午後10時~午前4時の間に多く分泌され、夜中の2時に分泌量のピークを迎えます。このため、就寝後3時間のノンレム睡眠に成長ホルモンがもっとも多く分泌されるということ。寝るだけダイエットは、午前0時前に就寝することが大切なのです。
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