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免疫力アップの要となるのは粘膜です。最近、風邪をひきやすかったりアレルギーが出てきたりなど免疫力が低下している人は、その原因がこの粘膜バリアの不調にあるかもしれません。そこで、免疫力アップに粘膜が重要な役割を果たしているメカニズムを詳しく見ていきましょう。
免疫でおこってくる病気は実はたくさん存在します。体の中にある退治しなくてはならない異物に対して、免疫が働かなくなってしまったものが癌。どんどん増殖してしまいます。体の中にある本当は味方なのに、それを敵と間違って認識して攻撃してしまうのが自己免疫疾患。一番有名なものは関節リウマチになります。
関節リウマチの原因はまだわかっていませんが、最近わかってきたことは口の中の粘膜の障害があると歯周病をおこしやすくなるもの。この歯周病菌が関節リウマチの原因になってきていることがわかってきました。
このように、免疫にとって、粘膜が重要なことが最近とても注目されています。とくに、まったく違うところで深く結びついている粘膜免疫は、非常に重要とされているのです。
一方で、粘膜の部分は非常にもろいもの。そこを粘膜のバリアで覆っている状態です。この部分が破たんすると、一気にやられてしまいます。すなわち、粘膜が免疫力アップのカギを握っているのです。
きちっとした粘膜が分泌されていれば、それが1つのバリアとなって防御壁になります。しかし、そこがカラカラ粘膜になると、分泌液が出ないためにさまざまな障害がおこってくるわけです。
すなわち、粘膜を健康な状態に保っておくことこそが、免疫力アップの秘訣ということ。とかく免疫力アップというと、体力面や食事面ばかりが注目されがちですが、最前線である粘膜こそが免疫力アップでは重要な役割を果たしているのです。
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